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ついにこの日が来た。
SM社に着いた私は一息吐く。
リオに電話して言ったら
ずるすぎる！！なんて発狂してたな…
リオからおすすめの曲や
出演バラエティを教えてもらい、
だいたいのテレビ上の性格や立ち位置までは
勉強してきたつもりだ。
もっというなら動画を見てて彼等の
魅力にハマりかけている自分がいる。
ああ、緊張する…。
逆に勉強して来ない方が良かったかも…
よし！仕事！
仕事モードに切り替えて来客用の入り口に行き、
前と同じ部屋に通された。
前と違うのは、この前より
席が9つ増えてること。
パソコンを開いて準備をしていると
先にマネージャーさんが入ってきた。
「すいません！もうすぐ来ますので！」
「いえ、お気遣いなく！」
すると廊下からザワザワと騒がしい声が聞こえてくる。
あ、この声絶対ベッキョンさん…
声だけでわかった私はもうEXOペンなのかもしれない。
「失礼しまーす！」
予想通り綺麗な声で1番に入ってきたのは
ベッキョンさんだった。
その後続いてずらずらとメンバーが入ってきた。
1番最後に入ってきたセフンさんは
私を見てはっとしていた。
私の想像以上に輝いて見える彼等。
普段着なのにこんな輝いて見えるなんて…
ジョングクも負けてないけど
昨日まで画面越しに見てた人たちだ。
「はじめまして…○○会社のチョンAです。
今回のコラボ商品の担当をさせて頂きます。
よろしくお願いします」
「はじめまして、EXOのリーダーのスホです。」
スホさん…仕事だし…
この場合は芸名で呼んだ方が良いんだよね？
スホさんをはじめとし、全員が挨拶をしてくれた。
セフンさんに限ってはこの前会いましたね、
って笑顔を向けてくれたから
それはもうドキッとしてしまった。
「では早速…」
資料を渡して仕事を始めようとするけど、
1人すごく気になる人がいる。
起きてるのかな…と思うほど
眠そうにしている彼。
カイさんだ…
私がカイさんを見てる視線に気付いたのか
スホさんがすかさずカイさんの名前を呼んだ。
「ジョンイナ…！」
カイさんは はっとして
みあね…とだけ言って資料に目を通した。
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作者名：jina | 作成日時：2020年9月6日 0時
