エンタメ特化型：黄色の話 ページ13
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テレビでキラキラしているアンドロイド。
舞台で輝くアンドロイド。
曲を作るアンドロイド。
俺は、アイドル向きの個体として造られた。
茶髪のサラサラしたボブ。
中黄が綺麗な目。
高すぎない背。
明るく、元気な性格。
「可愛いわよシャオロン。
あなたはきっと、良いアイドルになるわ」
俺のご主人様になる予定の女性は
芸能事務所の社長だった。
その芸能事務所は業界一。
数多くのアイドルや歌手
役者などを排出してきた。
普通より早く事務所に渡されたけど
俺は、社長に期待されていた。
「シャオロン、今度のテレビ番組
出演が二本、決まったわよ」
『ほんま！？二本も出るん！？』
「えぇ、本当よ
それでね、一つ話があるの」
「一本はあなたがデビューする音楽番組で
もう一本はデビューアイドルが出演するエンタメなの」
「芸能人の方と勝負をするんだけど
あれ、もうあなた達は僅差で負けるのが決まっているの」
『…でき、レース？』
「えぇ、そうよ。当たり前じゃない」
『でも、ちゃんと勝負するからおもろいんじゃ…』
「…シャオロン、あなたは不思議ね。
さっきまで素直で可愛かったのに」
「今は、恐ろしくて仕方がない」
そう言って、社長はどこかに電話を掛けた。
よくわからなかったけど
俺がいけないことを言ったんだと自覚した。
その後は突然スリープモードにされ
気が付いた時には廃棄場に来ていた。
必死にヒトを探した。
三日探してようやく気が付く。
ここには居らん。
でも、俺は執着し続けた。
誰も見てくれないけど
オリジナル曲として出す予定だった曲を歌った。
人気アイドルの振り付けも踊ってみた。
探し続けた。
いつか、見て欲しかった。
まだヒトの前で演技をしたことがなかったから。
Aにも、見て欲しかった。
まだ見てもらってない。
好きって言ってもらってない。
俺がどれだけAに本気なのかも
涙を流せないから度合いを語れない。
でも、待っていれば帰ってくる。
次は、もっとちゃんと見てや。
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真下(プロフ) - おしちゃんさん» とても嬉しいコメント、ありがとうございます！続編もお楽しみにして下さい！！ (2月8日 19時) (
レス) id: d1da9a95a6 (このIDを非表示/違反報告)
おしちゃん(プロフ) - 真下さん» 遅くなりましたが完結おめでとうございました✨とてもとても好きな作品で更新されたらすぐ読んでた記憶があります笑続きも是非見たいですし他の作品も見させていただきます！ (2月8日 19時) (レス) @page41 id: 44c7a03b53 (このIDを非表示/違反報告)
真下(プロフ) - 九尾さん» 遅くなり申し訳ありません…コメントありがとうございます！こちらこそありがとうございました！ (2月3日 16時) (レス) id: d1da9a95a6 (このIDを非表示/違反報告)
九尾 - とっても面白かったしど好みの作品で1日で全部読んでしまいました！ありがとうございました！！ (1月31日 18時) (レス) @page40 id: ca525783bb (このIDを非表示/違反報告)
真下(プロフ) - らむね@プリ小説もやってるよ！さん» ありがとうございます！自分でも書いてて酷いかなと思っていましたので、もう是非お願いします(笑) (1月20日 11時) (レス) id: d1da9a95a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真下 | 作成日時：2023年12月30日 2時
