十話 ページ11
＊
「おー！ええやんけ！
シャオロンにもよう似合っとるわ！」
「せやろせやろ」
シャオロンは胸をはって鼻を鳴らした。
すると、ゾムとショッピがこっちに来た。
「ふーん、お前ら俺のプレゼントを見てみろぜ
絶対うらやましがるわ」
ゾムがドヤ顔で言った。
そんなに俺たちがうらやましがるもの？
「一体なんなんや、それは」
少し息をのんで聞いてみれば
ゾムは口でドラム音を鳴らしながら
大口を開けて言った。
「……拳銃や。しかも、2つ」
「なんっ、やと…！？」
”そんな危険なものを…！”
チーノが、漫画みたいな驚き方をする。
ゾム、そんな危ないもん持っとるんか…
少し身震いをしていたら
ゾムは笑った。
「ま、おもちゃやけどな！」
「なんやねん！！」
本物やと思たやないか！
いや、でもサンタさんが本物の拳銃をあげるか…？
ゾムがくつくつ笑う中
少し考えてみれば、風が強くなった。
「サムッ…、ゾムさん、帰ったらダメですか」
「アカン言うてるやろ！
あ、そういやショッピくんは何もらったん？」
「かえりたい…
……もらったんはこれです」
嘆きながらも
ショッピくんは少し大きいマフラーから
頭が猫、体が魚のような生き物のぬいぐるみを出した。
「……なにこれ？」
「かわいいでしょ。もちもちしてるんすよ」
ショッピくんのセンスは…
時々よくわからん。
試しにツンって触ってみたら
ほんまにもちもちしてて、かわいかった。
「ええなぁこれ…」
「あげませんよ」
「知っとるわ！！」
ショッピくんはマフラーの中に
さかなねこを隠して俺から少し離した。
相当お気に入りらしい。
すると、ゾムがでかい声を出した。
「よし、オマエらサッカーで勝負や！！」
「ワイは帰らせてもらおかな…」
「ならショッピはあとで俺ん家な！」
「……コネシマさん、サポートはまかせてください」
流石のショッピくんも、避けたいらしい。
俺、ショッピ、チーノ
ゾム、シャオロン
3対2にはなるが、いい試合が出来そうやな。
冬休み最後の日数日前の
楽しかったこと。
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真下(プロフ) - 羽鶴さん» 遅くなり申し訳ありません…！とても嬉しいです。ありがとうございました。 (1月4日 18時) (
レス) id: d1da9a95a6 (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - 完結おめでとうございます!!なんとなく寂しい気もしてしまいますが…いつも更新されるたびウッキウキだったので嬉しいです！お姉ちゃんとシッマが幸せに暮らしていくのを願っています！更新期間お疲れ様でした! (12月27日 0時) (レス) @page32 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
真下(プロフ) - 杏さん» 楽しんで頂きありがとうございました。コメントありがとうございました。 (12月26日 8時) (レス) id: d1da9a95a6 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！ 作品当初からずっと追っていた身なので、クリスマス当日に綺麗に終わったのを見て構成の美しさに感激しました。 あとがきを含め最後まで楽しませて頂きました、素敵な作品をありがとうございます！ (12月25日 17時) (レス) id: efc02aac0e (このIDを非表示/違反報告)
真下(プロフ) - 羽鶴さん» そう言って頂けて嬉しいです。コメントありがとうございました。 (12月25日 14時) (レス) @page32 id: d1da9a95a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真下 | 作成日時：2023年12月5日 23時
