【d!】異形愛慕 (ページ27)

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二十七話ページ27

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「そういや、いつから私の後ろに？」

『えーっと…大先生がゾムにぶたれた時見かけて
　それから時間がある限りずっとおったよ』

結構前から、私の後ろでずっと見ていたらしい。

大先生、ゾムに殴られたところ
オスマンに見られてたんだな…

『俺は付き添いって感じだったんだけど…
　普通に話しかけたら良かったじゃん』

『ひとらんはわかってないめぅ。
　ダイスキなヒトを後ろから見てるのがええねんやん』

『…スキなら普通に話したいかな』

オスマンはふふ、と
少し妖艶に笑う。

ひとらんはそれを少し否定して首を振った。

オスマン…だけではないのかもしれないけど
ああいう、あまり人間に受け入れられない
行動を彼らが見せる度

私は彼らが余計人間に見えて仕方がない。

『…あ、見えてきたよ』

『あそこがコネシマがよう居る部屋やで』

図書館を過ぎてから
少し歩いてくらい。

そこには、機械の山があった。

「…部屋？」

『ちょっと見えづらいんやけど、部屋っちゃ部屋やねんで』

機械の山を少し回って見ると

人が通れるほどの大きさの穴があった。

『ここが入口。
　中にコネちゃん居るから』

『またねAちゃん』

「ありがとう二人とも、案内してくれて。
　またね」

『うん。
　いつも後ろに居るからね、いつでも話しかけて』

『またね、Aちゃん』

＊

【d!】別に、大丈夫です。【sha】

shaさんメインの新作です。よろしくお願いします

真下