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. JK side









「ヌナ、迎えに来たよ」

「ジョングクくん...わざわざごめんね、ありがとう」









ジミニヒョンが帰ってきて、二日。

今日はヒョンとヌナのパーティーなんだけど、まぁそれは夕方からで。

ヒョン達が騒いでまた怪我をしちゃまずいからと、

どうせ上手くサボる予定だったユンギヒョンをジミニヒョンと出掛けさせ

俺は俺で、自分の任務を遂行しに来た。






テヒョニヒョンが行きたい行きたいってずっと言ってたけど

とりあえず面倒そうなので俺が引き受けた。









「ヌナと会うの、久しぶりじゃないですか?」

「そうだね、いつもテヒョナが来てたから。ジミナがジョングクくん全然来ないって拗ねてたよ」

「それ一昨日帰ってきてからも聞きましたよ」









ヌナを連れてきたのは、清渓川(チョンゲチョン)だった。

人口河川とはいえ清渓川はかなりの人で賑わっていて、まぁ所謂デートスポットでもある。






ヌナ、こっち、するっとヌナの手を引きながら歩いて気づく。

もうだいぶ良くなったのかヌナの右手からはギプスが取れていて

もう治ったの?と聞けばほぼね、と小さな笑みを浮かべた。






目当てのカフェに着いて、

入ろうかとヌナの手を引こうとしたら

ぐっとその場で止まるヌナ。









「...ジョングクくん、」

「ん?」

「.....ううん、何でもない」









ヌナの表情が強ばった気がした。

それを気にせず彼女の手を引いて、あらかじめ店員さんに用意してもらった一番奥の席に座る。






清渓川が見えるというのが売りの割に

この席から清渓川は見えなくて、でもそれでいい、俺の役目はここからだから。

ヌナを覗き見れば固まったように俺を見つめていて。









「...っ」

「ごめんねヌナ、」









記憶の奥に、ぼんやりとした影が見え隠れしているであろう、ヌナ。

大丈夫だから、ゆっくり思い出していいから。

ここは、ヌナの思い出の場所でしょう?






もう、皆で苦しむのはやめませんか?

どうして...そう呟いたヌナは静かに涙を流した。









.

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ヒスイ(プロフ) - イヴさん» コメントありがとうございます!最後まで宜しくお願いします! (2018年8月4日 8時) (レス) id: c06cea6d4c (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - いいはなしやー、、、 更新ファイトでし! (2018年8月3日 19時) (レス) id: c632785a56 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヒスイ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年7月30日 16時

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