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. TH side
「ジミナの方は、足と腕の骨折と脳震盪、あとはガラス片で数箇所切ったって聞いた、命に別状はないって。まだ寝てるから、また明日出直そうか」
「ヒョン、ヌナは...?」
「Aちゃんは多分、ジミナが庇ってくれたんだと思う。大きいところは右手の骨折と切り傷と脳震盪らしいよ」
色んな事へのショックと、それから安心とで声が出ない俺の代わりに
Aの事をジョングガが聞いた。
二人とも命に別状はないらしく、安心しきって身体の力が抜けた。
崩れそうになった俺をジョングガが抱きとめてくれた。
とりあえず状況把握は出来たし、少ししたら帰るよと
ジニヒョンの言葉に皆が我に返る。
フラフラとジョングガの腕を離れると、
二人の病室の前に行く。
看護師さんに止められて中には入れなかった。
そっとドアに手を置くと、
何かが込み上げそうになってパッと手を離す。
また明日来るから、ドアに額を付けてそう心で言うと、
大丈夫か?と待っててくれた皆に合流して病院を後にした。
「帰ったらこれからどうするか話さなきゃな」
「そうだね…」
ユンギヒョンとジニヒョンがそんな話をしてても
俺の頭の中はジミナとAの事だけで
今、別のことを考える余裕は無かった。
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ヒスイ(プロフ) - イヴさん» コメントありがとうございます!最後まで宜しくお願いします! (2018年8月4日 8時) (レス) id: c06cea6d4c (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - いいはなしやー、、、 更新ファイトでし! (2018年8月3日 19時) (レス) id: c632785a56 (このIDを非表示/違反報告)
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