第29話 ページ29
美輝さんが眠ってしまった後も顔が赤いままだった
もし美輝さんと付き合ったら柊羽の事は諦められるのだろうか…
「…って何考えてるの…」
そんなのは美輝さんに失礼じゃない…
「しっかりしなきゃ…」
誰かを傷つけたいわけじゃない
自分の想いが伝わるなんて思っていない
ただ…片思いは辛い
「いつまで好きで居ていいんだろう…」
そんな事を考えながら美輝さんが起きるのを待った
「うわぁ!」
「ふぇ!?」
いつの間にか寝てしまったみたいで美輝さんはびっくりしていた
「あ、おはようございます」
「おはよう…って違うよ!呑気に挨拶してる場合じゃなくってね!?」
「落ち着いてください」
「え、あぁうん」
「記憶…無いんですか?」
「ごめん…困らせる事言った?」
「…いえ、言ってませんよ」
笑顔でそう答えると美輝さんは安心した表情になった
「ご飯食べれそうですか?」
「あ〜うんもらおうかな」
「分かりました」
温めなおして少量お皿に盛って渡す
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
笑顔で食べてくれて間食してくれた
「丁度いい量で美味しかったよ」
「そうですか!良かった〜…」
「ごめん珠樹ちゃん水くれる?」
「あ、お薬用ですね」
「うん」
「はいどうぞ」
少し席を立って水を入れて美輝さんの元へ持って行く
それからお風呂や部屋を借りて眠りについた
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作者名:灑那 | 作成日時:2017年5月26日 1時