石川家の三女 2

アキレアの橋 ページ19

母「1つ目標叶ったから、次の目標はお父さんとお母さんにメダルかけてあげることだって言ってて、そんなこと言ったらイタリアも不安ですけど反対する気になれないじゃないですか笑」
「兄の後を追ってそりゃ比べられて悔しい思いも相当してると思うです、Aも真佑もそんな2人の活躍をどうか、1人の人間としてみてあげてくださいと言うのがわたしの願いです」


父「祐希は1回決めたら言うこと聞かないし、真佑は感情を出さないし、Aはわがままでホント大変な兄妹ですよ笑」
「でも、誰よりも芯が強くて負けず嫌いの兄妹たちの活躍を是非東京オリンピックで見てあげてください」
「彼らは日本中の感動をかっ攫います」


ありがとうございました

ご両親もとても熱い人なのですね笑


いよいよ出発の日

パスポートをもって、大量の荷物をもって兄と空港に向かう

祐希「寂し？」


『んー笑別に？笑』

祐希「嘘つけ、泣きそうじゃん笑」

『泣かないもん』

祐希「」ぽんぽん

何歳になっても兄妹愛は変わらないようだ

in空港

そこには、家族、下北沢成徳のチームメイト、石川祐希の戦友であり、今度ドイツのプロリーグに移籍する柳田将洋の姿が

仲良いの？

柳田「まぁ笑」
「妹みたいな感じっす笑」

〜会見〜

『今日はお忙しい中お集まり頂きありがとうございます』
『今回、わたしはイタリア、セリエAに所属することになりました』
『これから半年という短い時間ではありますが、来年のオリンピックメダル獲得のため精一杯頑張ってきますので応援よろしくお願いします』

とても高校生とは思えないほどのしっかりとしたコメントだ

『それでは、行ってきます』ペコ
祐希「行ってきます」

母「気をつけてね」

『うん、！』

父「期待してるぞ」

チームメイト「待ってるから！」

『う、、ん』

舟根「A！三冠取ってくるから」

『は、、い』

舟根「泣かないの〜」

『まだ、泣いてないですぅ、』

やはり目の前にカメラがないと普通の高校生だ


祐希「泣いてんじゃん笑」ぎゅー
「ほら、マサさん来てくれたよ」

『マサさん、、ﾋｯｸ、ﾋｯｸ』
『わっ！』腕をひかれて


柳田「頑張ってこい」
「一緒にメダル、取ろうな」ｷﾞｭｰｯ

『、、、うん､､ﾋｯｸ』

柳田「あーあ、あと半年Aの泣き顔思い出しながら頑張んないと行けないのか、頑張れねーな」
「笑ってくんねーかな」

『マサさん！にひっ！、』ﾆﾊﾟｧ

柳田「これで頑張れるわ、ありがとな笑」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

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