石川家の三女 2 (ページ13)

今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:115,883 hit

実家ページ13

祐希「そんな簡単に行けるところじゃないんだよ？」

『分かってる、それでも海外に行きたいの』
『オリンピックで、日本で、東京でメダル取りたいの』

祐希「父さん、俺はいいと思うよ」
「イタリアなら俺もいるしね」

父「でも、、」

真佑「ワールドカップのAの活躍見た？笑」
「Aがいなかったらロシアにも勝てなかったの」
「A強くなることで日本も強くなる、みんなのモチベーションにも変わる」
「メダル私も取りたい」
「だからお父さん、お願い」

父「ほんとにお前たちには参ったなぁ笑」
「そんな熱意伝えられたら断れないわ笑」
「いいよ、A、イタリアに行ってこい！」

母「そうね笑」
「私たちの首にメダルかけてもらいましょうね笑」

『ありがとう！』

母「ただし、高校、大学まで卒業すること！」

『大学？』

母「このご時世だから念の為ね笑」

『うん！』

母「じゃあ、学校には近々手続きに行くね笑」

父「Aはどれくらいの期間予定してるんだ？」

『うーん、3月か4月に招集して貰えるとしたら半年くらい？』

父「分かった」

母「そうなったら春高にも出れないだろうからちゃんと皆さんに言いなさいよ？」

『うん！』

母「じゃあ今日はお風呂入って寝なさい」

『はーい！』

真佑「A！良かったね！」ﾜｼｬﾜｼｬ

『うん！お姉ちゃんありがとう』

祐希「今日からイタリア語のレッスンだな」

『うん、お兄ちゃんもありがとう』ｷﾞｭｰ

祐希「どうした？笑泣いてんの？」

『なんか、わかんないけど涙が笑』

祐希「行く前から泣いてたらあっちいって持たないぞ～」

『分かってるもん！』

祐希「大丈夫、大丈夫俺の妹だろ？」

『そうだね笑石川祐希の妹だもん』

『負けない、誰にも』