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貴女side.
キヨ「ほら、手」
しれっと繋ごうとしてくる手を思いっきり叩いてすっとぼける。
キヨ「いっ…たくねーな」
貴女「痛がるまで叩いてあげようか」
キヨ「え、いーよ」
貴女「やめてよ気持ち悪い」
キヨ「いや、興奮すんじゃん」
貴女「やっぱ先帰っていい？」
何言っても勝てないド変態に、呆れてしまう。
すると、あ…なんて言ってキヨが立ち止まった。
貴女「なに」
キヨ「ちょっと、遠回りしようぜ」
貴女「は？」
キヨ「いーから、来いって」
手を引かれて、普段は通らないような道に入る。
何かあったんだろうけれど、分からない。
ただ、普段とは違う雰囲気に、減らず口を言うのも変だと思って押さえ込んだ。
貴女「そんなに一緒にいたい訳だ」
キヨ「聞かねーんだ、なんでとか」
貴女「聞いて欲しいなら聞くけど」
キヨ「…いや、いい。いつか言う」
貴女「はいはい。」
さっきの陽気な感じとは違って、急にしゅんとするキヨに変に調子を狂わされる。
キヨ「お前ってさー…優しいよな」
貴女「何もしてないけど」
キヨ「いや、違う…なんつーか…良い」
貴女「ふーん」
言いたいけど、言いたくないってひしひしと伝わってくる。
出来れば一緒に居た方がいい、って感じ。
貴女「私寄りたいところあるんだけど」
本当はないけど、空気を読んでそう言った。
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琳耀(プロフ) - NOAさん» コメントありがとうございます！必ず最後まで更新しますので、お待ち頂けますと幸いです（ ; ; ） (2022年4月13日 12時) (
レス) id: 00a7c84ca7 (このIDを非表示/違反報告)
NOA(プロフ) - いつまでも待ってます！自分のペースで頑張ってください！ (2022年4月10日 19時) (レス) @page31 id: 699bf3c217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳耀 | 作成日時：2021年8月6日 21時
