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貴女side.




貴女「いっ…しゅう、かん?」




キヨ「そ!なら良いだろ!」




貴女「…は?」




フジ「そんなんするの、中学生かよ」




貴女「…え、1週間で何するの」




キヨ「一緒に帰ってー、家行ってー、ぎゅーして、チューして、せっ…」




貴女「却下」




キヨ「俺上手いからね?すぐいくからね?」




貴女「セクハラ、母国に帰れ」




フジ「キヨ…お前、それを学校で言うなよ」




キヨ「女ってこれ言えば落とせんじゃねーの?」




貴女「全女性をなんだと思ってるの…」




キヨ「ま、とりあえず今日一緒に帰るぞ」




貴女「部活は?」




キヨ「終わるまで待ってろよ」




貴女「何それ…」




それから放課後までは全然ちょっかい出して来なくて、次話したのは下校のチャイムが鳴ってからだった。




キヨ「いや、何帰ろうとしてんの?」




貴女「いや、何で帰らしてくれないの?」




キヨ「30分でいいから待ってて、ほんと、お願い」




貴女「はぁ、30分は待ってあげる」




キヨ「っしゃ、…はーあ、部活行ってくっかー」




スクールバッグをリュックみたいに背負って部活仲間と教室を出ていく。




何で待つなんて言ってしまったのだろうか。




でももう勝手に帰る訳にはいかない。




黒板を滅茶苦茶に綺麗にして、教室からグラウンドを見下ろす。




顧問の先生にペコペコお辞儀しながら何かを頼み込んでるキヨの姿に、ふふっと笑みが零れた。




あと5分でチャイムから30分経つって時に教室を後にした。




靴を履き替えてグラウンドの出入口に立っていると、遠くから名前を呼ばれる。




キヨ「ほんっとに待ってくれんのかよ、そういう所性格いいよな」




貴女「え、先帰ろっか?じゃあね」




キヨ「前言撤回、待ってくれてありがとな」




貴女「……ありがとうなんて言えるんだ」




キヨ「俺の事何だと思ってんだ」




貴女「性格悪男」




キヨ「ざけんな」




貴女「嘘だよ、ごめんね?怖かったね?キヨくんのためを思って言ったんだよ?キヨくんが悪いんだよ?」




キヨ「飴と鞭か、良いな」




貴女「勝てない…」




キヨ「ん?」

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琳耀(プロフ) - NOAさん» コメントありがとうございます!必ず最後まで更新しますので、お待ち頂けますと幸いです( ; ; ) (2022年4月13日 12時) (レス) id: 00a7c84ca7 (このIDを非表示/違反報告)
NOA(プロフ) - いつまでも待ってます!自分のペースで頑張ってください! (2022年4月10日 19時) (レス) @page31 id: 699bf3c217 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琳耀 | 作成日時:2021年8月6日 21時

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