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貴女side.




ひとまず、金子さんの近くにはルーズリーフにメモ書きを残して、キヨの家に走った。





このままじゃやばいって、ふわっとだけど思ったから。





何がやばいかも、どうやばいかも分からない。





貴女「ほんっと…めんどくさいやつ……」





自宅に入るより前にキヨの家のインターホンを押すと、明るいお母さんの声がした。





キヨ母「アンタ帰ってくるの遅いんだ…か、……あら、Aちゃん!」





貴女「すみません、夜分に…。キヨ、帰ってませんか?」





言ってから気づいた。帰ってくるの遅いってことは、まだ帰ってないんだ。





キヨ母「キヨ?あのね、それがまだなのよ。」





話せる事情は話して居場所を聞いてみても、そんな秘密の場所を母親に伝えるほどマザコンではないだろう。





キヨ母「喧嘩しちゃったのねえ、」





貴女「はい、ほぼ私が悪いので探してるんですけど」





キヨ母「女の子のAちゃんがする事じゃないわよ。あの子ならふらっと帰ってくるの。もう遅いから、ゆっくり休んでね」





なんて、優しいおばさんに言われるがまま私は自宅に戻った。





電話しても出ない、既読なんて絶対つかない。





なんなのよ、ほんとに。





1人でブチ切れて勝手に帰るとか子供か。





って私もそうか。





ふと目に付いたキヨから貰ったキーホルダーがとても愛おしく感じた。





なんで、私こんなに考えてるんだろう。





おばさんの言う通り、あいつならふらっと帰ってくるだろうに。





なんで、こんなに心配してるんだろう。

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琳耀(プロフ) - NOAさん» コメントありがとうございます!必ず最後まで更新しますので、お待ち頂けますと幸いです( ; ; ) (2022年4月13日 12時) (レス) id: 00a7c84ca7 (このIDを非表示/違反報告)
NOA(プロフ) - いつまでも待ってます!自分のペースで頑張ってください! (2022年4月10日 19時) (レス) @page31 id: 699bf3c217 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琳耀 | 作成日時:2021年8月6日 21時

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