５ー荼毘視点ー ページ6
荼毘視点
気まぐれに過ぎなかった
１０年前、�鷂電粒戮納�分の炎に焼かれ、自分でも死んだと思った時、知りもしない男が助けてくれた
それから俺は、７年間眠り続け、３年前に目を覚ました。
７年も寝たんだ、すぐに体を動かせる訳もなく、リハビリをしながら個性強化もしていった。で、ついこないだドクターから、退院してもいいと言われ、晴れて自由の身になった俺は、家に帰ってみたがそこに俺の居場所はなかった
その日からエンデヴァーに復讐すること以外考えられなくなった
毎日毎日そんなことを考えていたある日、自分の手首に着いていたブレスレットが視界に入った。Aちゃんがくれたブレスレット。そういえばAちゃんはどうしているのか、さっそく家に行くことにした
家に行くと、家自体はあったが肝心のAちゃんの姿はなく、気落ちしながら夜の道を歩き始めようとしたが、ふと自分の墓の存在が気になり、近くの墓場まで足を運んでみた
今思えば、俺はおかしかったと思う。わざわざ家にまで行って。しかも、自分の墓を確認しに行って。本当に異常だ
気まぐれで寄った墓場では、案外すぐに自分の墓を見つけられた
墓は思ったより綺麗、いや綺麗すぎたぐらいだった。墓の汚れはつい最近のもので、花も少し枯れているぐらいで、とても綺麗だった
「一体誰が」最初に思ったことはこれだった
それからボーッと墓を見つめていると、後ろに誰かの気配を感じる。最初は無視しようと思ったが、俺は自分の墓に来るやつが誰なのか知りたくなり、振り返り顔を見ることにした
そこには俺が探していた、顔があった。俺の記憶より大人になっていて、テレビで見るより数倍綺麗なったAちゃんだった
Aちゃんは俺に気づいているのだろうか。いや気づいていないだろう。こんなに醜く焼けた肌に、髪の色だって黒に染っている。もう、轟燈矢の面影なんてない
だが、俺は何を思ったか話しかけてしまった。それに対して驚き、急いで返答する姿は、俺の知っているAちゃんそのもので少し安心してしまった
そのままトントン拍子に話は進んでいき、少し話すことになった。まぁ、提案したのは俺だけど
下で待っていることを伝え、下り坂をおりていく。
その足取りは軽く、無意識に口角が上がっていた
〜作者から〜
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朔弥(プロフ) - いえいえー。応援してます!!更新頑張って下さい！ (11月26日 17時) (
レス) id: a46ae38948 (このIDを非表示/違反報告)
リム(プロフ) - 朔弥さん» コメントありがとうございます！間違ってました。直しときます！ (11月26日 16時) (レス) id: 236e7176e5 (このIDを非表示/違反報告)
朔弥(プロフ) - ビィランではなくヴィランでは？ ちょっと気になったのですいません。 (11月26日 15時) (レス) @page18 id: a46ae38948 (このIDを非表示/違反報告)
リム(プロフ) - 淡雪心美さん» ありがとうございます！更新頻度はゴミですが内容は決まってるので、最後までお付き合い下さい！ (11月18日 22時) (レス) id: 236e7176e5 (このIDを非表示/違反報告)
淡雪心美(プロフ) - 面白いです！更新待ってます！ (11月11日 0時) (レス) @page19 id: cc8a597751 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リム | 作成日時：2023年6月24日 9時
