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喫茶ポアロは苦手だった。隣のクラスの友達がかっこよくて優しいイケメンな店員さんがいるからと無理に私を引っ張ってその場所へと連れて行った。カチューシャの似合う彼女が言うにはどこか私に似ていると言う。
そんなことを言われたら興味が湧いてしまうもので、少年探偵団とある意味有名だった彼らについて、私はその喫茶店喫に向かったのだ。ミルクティー色の髪に、褐色の肌。そして、私と同じ青空のようで深い深い海色の瞳。カランコロンとなるドアベルの音と、こちらを見て、いらっしゃいと常套句を告げる彼。そこで思った。私はきっと、この人と関わってはいけないのだと。
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作者名：stella | 作成日時：2019年3月10日 20時
