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レ「！…一段と霧が濃くなってきたな」
『クラピカ、レオリオ。私の側を離れないでね？』
見える範囲なら念で守る事が出来るけど…前の方が何かやりそうなんだよなぁ
ク「私なら大丈夫だ。レオリオを頼んでいいか？A」
レ「何だと…？！」
『…！武器を構えて！！』
ヒソカのトランプ…
「え？ぎゃっ」
「ぐっ！」
自分の声の後に周りから次々と悲鳴が聞こえると、霧が少し晴れてヒソカがトランプをシャッフルしながら近づいて来た。
レ「周りの奴らが…てめェ何をしやがる！！」
ヒ「試験官ごっこ♡
…2次試験くらいまでは大人しくしてようかとも思ったけど、一次試験があまりにもタルいんでさ…♤
『(…試験がつまんなくなったのか)』
選考作業を手伝ってやろうと思ってね…ボクが君達を判定してやるよ♧」
「判定…？バカめ、この霧だ。どこに向かったのかわからない本隊を見つけ出すなんて不可能だ！！
つまりお前もオレ達も取り残された不合格者なんだよ！「カッ」お」
ヒ「失礼だな、キミとボクを一緒にするなよ…♤
冥土の土産に覚えときな、奇術師に不可能は無いの♡」
額にトランプが刺さって倒れた後、すぐに周りの受験生がヒソカを取り囲んで武器を構えた。
「2度と試験を受けれないようにしてやる…！！」
『あー…あの人達死んじゃうなぁ』
逃げた方がまだ可能性があったのに…
ク「A、それはどういう…？」
ヒソカは相手を揶揄った後、トランプ一枚で取り囲んだ全員を殺し続けた。
ヒ「残りは君達4人だけ…でもAは既に合格しているよ♡」
『はいはい…』
上から目線だけど、学べる点もあるのが少しムカつく…
ヒ「そこは喜んでも良いじゃァないかな？」
レ「何でもうAさんの合格が決定してるんだ？」
ヒ「だって、あんな事やこんな事をした仲だもんねぇ…A？」
『あんな事って何…？！
仕事の後とかに突然勝負を挑んで来るから戦っただけでしょ？』
誤解を招く言葉を使うからイルミが怒る。まぁわざとだろうけど、
「今だ！！」
と話している間に他の3人は走って逃げだした。
ヒ「なるほど良い判断だ、ご褒美に10秒待ってやるよ♧
…Aは手を出さないでくれよ？」
『手は出さない…けど殺したら、許さないからね？』
ルナとキルアの初めて出来た知り合いは守らないと…
ヒ「君の冷たい顔はゾクゾクするけど…わかったよ。殺しはしないさ♢
さーて、誰と遊ぼうかな…♤」
『…ってレオリオ？！』
逃げた筈じゃ？？
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作者名：優 | 作成日時：2023年11月24日 17時
