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レ「状況から見るとキルアがオレの合格を助けたようにも見える。なら不合格になるのはキルアじゃなくてオレの方だろ?」

ネ「全て推測に過ぎんのぉ、証拠は何も無い。
レオリオとボドロの時に関してじゃが総合的な能力はほぼ互角…むしろレオリオの方が有利じゃった。あえて手助けをする必要は無かったじゃろ」


ポ「合否に異論があるならクラピカ、あんたの合格も不自然じゃないのか?」

ク「どういう事だ?」

ポ「ヒソカと戦ってた時のあんたの様子さ、お互いに余力がある状態で何事かを告げたヒソカの方が負けを宣言した。

変だろ?オレとハンゾー戦やボドロとヒソカ戦の様に囁かれた方が負けを認めるのは分かるが、あんたは逆だ。密約や後ろ暗いことが無いなら何を言われたか教えてもらおう」

ク「答える義務は無い」

ポ「責任はあると思うぜ?」

ク「無いな。
私の合格が不自然なら、不戦勝での合格も自然とは言えないな」

ポ「っ!なんだと!?」

ハ「オレはさっさと講習を済ませて帰りてーんだがな」


ゴ「どうだっていいよそんなこと、自分の合格に不満なら満足できるまで精進すれば良い。落ちた事は残念だけど、キルアなら次は絶対合格できる。

…それより、もしも今まで望んでいないキルアに無理矢理させていたのならお前を許さない」

イ「許さないか…で、どうする?」

ゴ「どうもしない。お前達からキルアを連れ戻して会わせない様にするだけだ」


ネ「さて諸君…ゴンの言った通り合格は自分自身で決めれば良い。キルアの不合格は変わらんし、おぬし達の合格も変わらぬ」


それから説明会が再開されて、この場にいるハンターになった自分達10人の最初の試練はカードを守る事を伝えられた。


ネ「さて、この建物を一歩出たら諸君らはワシ等と同じハンターとして仲間でもあるが商売敵でもある訳じゃ、ともあれ次に会うまで息災を祈るとしよう。では解散!!」




『イルミ、観光スポットにもなってるんだしゾルディック家を教えても良いんじゃない?』

イ「特に隠したりとかはして無いけど、本当に連れ戻すの?やめた方が良いと思うよ?」

ゴ「誰がやめるもんか!キルアはオレの友達だ、絶対に連れ戻す」

イ「それは後ろの2人も同じかい?」

レ「当然よ」

イ「…ククルーマウンテン、その頂上にオレ達一族の棲み家がある。ま、教えた所でどうせたどり着けやしないだろうけど」

レ「なんだとっ、この野郎?!!」

ク「落ち着けレオリオ!ここで口論しても無駄だ」

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作者名: | 作成日時:2023年11月24日 17時

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