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ルナ「一緒に約束したでしょ…？キルア、お願いだから不合格になろうとしないでよ」
キ「……ルナ…ごめん、ありがとな…」
ルナ「うん」
キルアはもう戦う意思が消えてしまって次の試合から最後までまいったと言い続けて、全ての決闘が終わるとルナに何か話をするとホテルを出て行ってしまった。
ネ「最終試験はこれにて終了じゃ、だがもう時間も遅い…講習は明日にしようかの」
『ルナ、部屋に戻る前に少しいい？』
ルナ「いいよ」
『キルアがホテルを出る前に何か言ってたけど、何を言われたの？』
ルナ「あれはね、家に戻って刺した事を謝って独房に入るから後で色々教えてくれって」
『ありがとね。…明日は一緒に帰る？』
独房…ミルキがやり過ぎないと良いけど
ルナ「う〜ん…ゴンが目を冷ましたらきっとキルアの所に行く気がするから試しの門の前まで案内しようかなって」
『そっか、気をつけて行ってね。侵入者の人には近づかない事…いい？おやすみ』
ルナ「もう小さい子じゃないよ？…おやすみ、お姉ちゃん！」
翌朝…
講習の時間になりイルミの隣に座っていると、レオリオとクラピカがキルアの不合格についてネテロ会長に異議を伝えた所でゴン君がドアを勢いよく開けて入って来た。
レ「ゴン」
ルナ「もう腕が治ってる…？」
怒った表情のまま歩いて自分とイルミの座っている席で立ち止まった。
ゴ「…キルアに謝れ」
イ「謝る…？何を？」
ゴ「そんなことも分からないの？…ならお前に兄貴の資格はないよ」
イ「んー、兄弟に資格がいるのかな？」
ゴ「っ！」
『…ゴン君、ダメ』
止めないと戦いまではいかなくてもどちらかは怪我をした筈
ゴ「だけどっ！…わかった。
でも、友達になるのにだって資格なんていらない！もう謝らなくて良いよ。キルアのとこへ行きたいから案内してよ」
イ「そしてどうする？」
ゴ「決まってんじゃん。キルアを連れ戻す」
イ「まるでキルが誘拐でもされた様な口ぶりだな…あいつは自分の足でここを出て行ったんだよ？」
ゴ「お前達に操られてるんだから誘拐されたも同然だ！」
ネ「丁度そのことで議論をする所だったんじゃよ、ゴン。
クラピカとレオリオの両方からキルアの不合格は不当との申し立てを審議する所なのじゃ」
ク「キルアの様子は自称ギタラクルとの対戦前とその後で明らかに不自然だった。対戦の際に何らかの暗示をかけられたと考えられる」
レ「問題なのは、オレとボドロの対戦中だったって事だ」
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作者名：優 | 作成日時：2023年11月24日 17時
