転生少女と暗殺者の許婚【H×H】 (ページ34)

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ルナ「お姉ちゃん…」

イ「A？」

『針をしまって。ゴン君を殺したらイルミが不合格になるよ？』
ルナがイルミの事を苦手なのは知ってたけど…

イ「わかったよ。
あ、本当だ…そうかいけない、キルが合格しちゃうね。

…そうだ！まず合格してからゴンを殺そう。それならオレの合格が取り消される事は無いよね？」

ネ「うむ、ルール上は問題ない」

イ「聞いたかい？キル、オレと戦って勝たないとゴンを助けられない。友達の為に戦えるかい？出来ないね？

なぜならお前は友達なんかより今この場でオレを倒せるか、倒せないかの方が大事だから」

キ「ぁ…」

イ「そして、もうお前の中で答えは出ている。

オレの力では兄貴に勝てないと…勝ち目の無い敵とは戦うな、オレが口を酸っぱくして言ったよね？」

キ「ｯ…ぁ、」

イ「動くな。少しでも動いたら戦闘開始の合図とみなす…同じく、お前とオレの体が触れた瞬間からも戦闘開始とする。

止める方法は１つだけ…わかるな？
お前とオレが戦わなければ大事なゴンが死ぬ事になるよ」

レ「やっちまえキルア！！どっちにしろゴンは殺させやしねぇ！そいつは何があってもオレ達が止める！！
お前のやりたい様にしろ！！」

キ「…まいった。……オレの…負けだよ」

レ「な…！」

イ「…あーよかった、これで戦闘解除だね。

はっはっはウソだよキル、ゴンを殺すなんてウソさ。お前をちょっと試したんだよ？でもこれではっきりした…

お前に友達を作る資格は無いし必要も無い。
今まで通り親父やオレの言う事を聞いて、ただ仕事をこなしていれば良い…

ハンター試験も必要な時期が来ればオレが指示する、
今は必要無い」

キ「………」

立「しょ、勝者…ギタラクル。

…では…次にレオリオ対ボドロの試合を始めます」

『イルミ、ルナとキルアの…言い過ぎだったよ？』
自暴自棄になったとしてもイルミにとっては良いだろうけど

イ「２人は向こう見ずだったからね。だから少しきつく言ったんだけど…」

ルナ「…大丈夫だよ、イルミお義兄さんの事は」

キ「……」

ク「大丈夫か？？」

レ「おいっ！キルア！返事しろって」

何を言ってもキルアは何も反応すらしなくなって、
そのまま次の試合が始まった。

立「両者前へ…始め！！」

ボ「む？」

キ「……」

レ「キルア？？」

『(自制が…このままじゃ)』

ルナ「ｯ！まって」

すると、キルアが襲いかかろうとした直前にルナが横から飛び出して床に勢いよく倒れた。