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『すみませんが結構です。トンパさん』
早く見つけて無事かどうか確認したいのに…

ト「そう言わず…」

『いえ、喉が渇いてないので』
どうしよう、気絶させる訳にはいかないしなぁ…


キ「トンパさーん!さっきのジュースもっとくれる?
『キルア!』ってAじゃん、何でここに?」

『ちょっと次の仕事で必要になりそうだったから』
イルミの事は秘密にしておかないと

キ「Aもいる?下剤入ってるけど」

『うーん…じゃあ飲もうかな〜』
下剤なら慣れてるしいっか

ト「あ、あぁいいぜ」

キ「心配?オレ達なら平気だよ、訓練してるから毒じゃ死なない。…あっちにルナ待ってるからA行こーぜ」

『うん。トンパさん、お互い試験頑張りましょうね』


一緒に向かうと、壁にもたれていたけど自分達に気づくなり走って来た。

ルナ「お姉ちゃん?!お姉ちゃんもハンター試験受けに来たんだね!」

『まったく…2人とも心配したんだからね?見た感じ怪我はして無さそうだから良かったけど…』

ルナ「ごめんなさい…!」

キ「悪かったよ。電話しようにもそのまま家出してここに来たから連絡する暇が無かったんだ」


家出した後の話を聞いていると、
ジリリリ…と時計の音が鳴ったのと同時にハンター試験の受け付け時間が終了して軽い説明が行われた。



そして最初の一次試験は担当官のサトツさんの後を着いて行くという簡単な内容で3人一緒に走る事にして…

走っているとキルアが同い年っぽい男の子の3人組を見つけて話かけたので、お互い自己紹介をする事にしたけどレオリオが10代という事に全員が驚いた。


『え?25歳くらいだと思ってた…』
見た目詐欺じゃない?

レ「ひっでぇ…まだ10代なのによぉ…」



3時間くらい走ると荷物を落としてレオリオの足が止まってしまったけど、

「絶対ハンターになったるんじゃーー!くそったらァ〜〜!!」


元気を取り戻して走り過ぎるとゴン君が釣竿で見事に荷物を手繰り寄せた。


ルナ「釣竿で荷物を?!」

『わぁ、すごい技術だね…!』
沢山練習したんだろうな

ゴ「ありがとうAさん!」

キ「おーかっこいい!…後でオレにもやらせてよ」

ゴ「スケボー貸してくれたらね」

『うーん…皆、そろそろペースを上げても大丈夫?』

キ「全然余裕だよ」

ルナ「もちろん。お姉ちゃんとの特訓に比べたら楽すぎるよ」



階段の部分になると脱落者が多くなったから避けながら走り続けると、出口が見えてやっと外に出る事が出来た。

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作者名: | 作成日時:2023年11月24日 17時

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