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ハ「…腕を折る」


そう言った瞬間、場の空気が変わった。


『っ…』
脅しじゃなく本心で言ってる。
…まいったと言って欲しいけど、それでもゴン君は言わないだろうな

ハ「本気だぜ、言っちまえよ。まいったと」

ゴ「い、いやだあぁあ!!」


ボキッ…!!

ゴ「くぅァッ…!ッゥ…あ、ヅァ…!!」


ポ「マジで折りやがった…」

ハ「さぁ、これで左腕は使い物にならねェ」


レ「っくぅぐ…ッ…!クラピカ、止めるなよ。
Aさんもだ…あの野郎がこれ以上何かしやがったら、ゴンにゃ悪ぃが抑えきれねぇ」

ク「止める?私がか?大丈夫だ。恐らくそれはない」

『(クラピカも怒りが抑えられてない…ルナは何とか抑えてるけど、そろそろ限界に近い……)』


ハ「痛みでそれどころじゃないだろうが聞きな。
オレは忍と呼ばれる隠密集団の末裔だ…お前位の年には人も殺している。

こと格闘に関して今のお前がオレに勝つ術はねぇ」

『(!!…相手はもう勝ちだと思ってるけど、ゴン君はまだ諦めてない)』

「悪いことは言わねぇ、素直に負けを認めな」


ドゴッ…

ゴ「ヅ…!!って〜〜、くそっ!痛みと長いお喋りで頭は少し回復してきたぞ!」

レ「よっしゃアァァ、ゴン!行けっ蹴りまくれ!!殺せ!殺すのだァ!!」

ク「それじゃ負けだよレオリオ…」

ルナ「そうだよ。せっかく反撃したのに…」


ゴ「18っていったらオレと6つ位しか違わないじゃん
それに、この対決はどっちが強いかじゃない。最後にまいったって言うか言わないかだもんね」

ハ「わざと蹴られてやったわけだが…」

レ「嘘つけー!!」

ルナ「…油断してたよね、キルア」

キ「あれは絶対してただろ」

ハ「……オレは忠告してるんじゃない、命令してるんだぜ?もう少し分かりやすく説明してやろう。

脚を落とす、二度とつかない様に取り返しの付かない傷を見れば分かるだろ?…最後の頼みだ、まいったと言ってくれ」


『(もし脚を落とされても私が治療すれば何とかなる…ゴン君、どう返答する?)』

ゴ「…それは困る!!
脚を切られちゃうのは嫌だ!でも、降参するのも嫌だ!だからもっと別のやり方で戦おう!」

ハ「なっ…てめー自分の立場わかってんのか?!」


ヒ「くっくっ」

『ふふっ…確かに嫌だもんね』

ボ「くく…失礼…」

ハ「進行すんじゃねーよ、舐めてんのか!その脚マジでたたっ切るぜコラ!!」

ゴ「それでもまいったは言わない!切ったら血がでてオレは死んじゃうよ?」

ハ「む…」

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作者名: | 作成日時:2023年11月24日 17時

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