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【そこを通り過ぎると小さな部屋がある。そこで賭けに負けた50時間を過ごしてもらおう】
キ「さ、行こーぜ」
ゴ「うん！」
『走らないで行こうね…ってもうあっちに着いてる』
ク「私達も早く行くか」
レ「ガキは元気で羨ましいぜ…」
部屋に入って中を軽く見渡してみると、本棚やテレビがあって暇つぶしが出来る様になっていた。
レ「これから50時間もこの部屋で過ごさなきゃならねぇのかよぉ…」
『冷蔵庫に飲み物があるけど何か飲む？ジュースあるよ』
さすがにこのジュースは毒入りじゃないと思うけど…
ゴ「そうなの？じゃあ、ジュース欲しい！」
キ「んー、オレはいいや」
『はい、どうぞ』
ゴ「ありがとう、A！」
ク「…キルア、さっきの技はどうやったんだ？」
キ「技ってもんじゃないよ…ただ抜き取っただけ、ただしこうやって肉体を操作して盗みやすくしたけどね。
オヤジはもっと上手く盗むぜ？傷口から血が一滴も出ない」
ゴ「わぁ…すごいや」
『何回見せてもらっても理解出来ないんだよね』
レ「……ずっと聞きたかったけどよ、Aさんとキルアはどんな関係なんだ？」
ク「私も気になっていた」
『義理の弟…かな』
レ「なっ…！！義理って…まじか、既婚者だったのかよぉ」
『あー、でもまだ結婚してないから義理の弟じゃない…？』
なんでレオリオは頭抱えてるんだろ…
キ「でも絶対結婚するだろ…てゆーか何でまだなんだ？」
『あと1カ月くらい経って仕事が落ち着いたらしようって話してた所で2人が家出したから延期になったんだけどね？
キキョウさんが伝えてる筈だけど…聞いてない？』
キ「あー、おふくろがやけにうるさいと思ったら…悪い！話を聴く前に出てったから聞いてないや」
『やっぱりゴトーさんに伝えてもらうべきだったな…』
キ「何でゴトーに頼まなかったんだよ？」
『私がキルアに伝えるから任せて頂戴ね〜って言われたら断れないでしょ？』
キ「それ断ったら絶対騒いでたな〜」
『でしょ？』
ク「……あー、話している所すまない。キルアが暗殺一家ならAもそうなのか？」
『うん、暗殺が仕事だよ』
レ「えぇ！？？冗談とかじゃ…」
ク「本当だろう。それなら一回戦のあの圧倒的な勝利に理由がつく」
『信じてくれてありがとクラピカ。
依頼以外の人は殺さないって決めてるからそこは安心して欲しいな』
レ「いやまぁ、一次試験でゴンにヒソカから守ってもらった話を聞いてから信頼してるよ。
ありがとな」
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作者名：優 | 作成日時：2023年11月24日 17時
