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ク「1つ、本当の旅団の証にはクモの中に団員ナンバーが刻まれている。2つ、やつらは殺した人間の数なんかいちいち数えない。3つ、2度と旅団の名をかたらぬことだ。

…さもないと私がお前を殺す」

伝え終わると元の目の色に戻った。


『(緋の目はクルタ族の…だから旅団についての情報が欲しかった訳か)』

レ「大丈夫かクラピカ…」

ク「あぁ、私にケガは無い」

レ「つーかお前に近づいても大丈夫か?」

ク「一目見て大した使い手では無いことくらい分かっていたんだがな。

しかしクモを見た途端に目が真っ赤に…
というか実は普通のクモを見かけるだけでも逆上して性格が変わってしまうんだ」

『…大変だったね』

ク「里を出た頃よりはだいぶマシになったのだがな」

レ「早く言えよ、そーゆー事はよぉ」

ク「…しかしそれはまだ私の中で怒りが失われていないという意味では、むしろ喜ぶべきかな」


ゴ「クラピカにはクモを見せない様にしよう」コソコソ

『そうだね』コソコソ

キ「あぁ、面倒くさいし相手にするとこっちがやられるかもだからな…」コソコソ


レ「何コソコソ言ってんだよ…聞こえてるからな?

よし!そんじゃ最後はオレで決めるぜ。さっさとそいつを片付けて次のヤローをだしな」

試「うふふ、それは出来ないわね。決着がついてないもの」

レ「はぁ…?一体どーゆー事だ!?」

試「……気絶しているだけ、勝負はデスマッチでしょう?彼はまだ生きているし負けも宣言していない」



『あ…負けを認める前にやっちゃったから』
負けって言った後だったら良かったけど

レ「ちっ屁理屈ぬかしやがって、おいクラピカ。さっさとあいつに引導を渡してこいよ」

ク「断る」

レ「なっ…」

ク「もう勝負はついていた…戦意を失った相手を私は殴ってしまった。これ以上敗者にムチを打つ様な事はごめんだ」

レ「ざけんなよ!じゃ一体どうする気だ」

ク「彼に任せる、目覚めれば答えは出る筈。もう私から何かする気は無い」

キ「ねぇ、あんたが嫌ならオレやってやるよ。殺した事無いんでしょ?怖いの?」

ク「殺しを怖い怖くないで考えた事はない。それにこれは一対一、手出しは無用だ」

キ「とにかくさ、団体行動なんだからワガママは良くないぜ」

レ「おっ、たまには良い事言うじゃねーか!他人の迷惑考えろよな」


ク「悪いが、変えるつもりは無い」

『んー……皆。クラピカはもう手を出さないって言ってるし、まだ時間はたっぷりある事だから待ってみない?』

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作者名: | 作成日時:2023年11月24日 17時

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