プラタナスエスケープ【約束のネバーランド】 (ページ24)

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▼23話ページ24

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「さて、敵はどう動く？」

これだけの人数の子供を集めたが20分間という制限付き。恐らくシスターの狙いは年長者6人。まずはこの6人を探しに来るだろう。

「まずは年長者(ぼくら)。そしてその途中で見つけた弟妹(みんな)を根こそぎ捕まえていく… 」

年少者に時間を割いていては年長者全員は捕まえられない。ノーマンのその読みは正しい。

とも思ったが。

『 ……追ってこないな』

「シスターの奴、手を変えたかもな」

Aが木の上から少し様子を見ていると、少しずつ年少者が集まってきているように見える。そしてしまいには1箇所に集められシスターに捕まってしまった。

年少者の手には花や様々な型にくり抜かれた葉っぱ。子供の好奇心は計り知れない。その好奇心を逆手にとられ1箇所に集まるように誘導されたのだ。

『意外と頭脳派なんだなあ』

そして年少者だけでなく、アンナやナット、トーマ達が次々と捕まっていく。ノーマンが鬼の時よりも遥かにペースが早い。

ここ数日で能力が向上したと言ってもほんの数日訓練しただけの子供。個々での逃走はまだきついようだった。

『ふーむ。少し訓練のやり方を変えなくてはいけないかな』

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「ちょっ聞いてシスターまじパない！！」

先程までシスターに追われていたラニオンは先に捕まっていたトーマに泣きつく。

大きな木の下には既にほとんどの子供達が集まっている。中には年長者のギルダとドンまでもが捕まってしまっていた。

「シスターヤベェよ…どこまでも追ってくる… 」

「これノーマンが鬼の時よりペース全然早いよ」

「えっ…じゃああとあの3人だけ？」

「そうだな。残りノーマン達3人……あれ？」

ナットがこの場にいる人数を数える。だが、人数が合わない。

「 6(・)人？」

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