ミンユンギ、本気出します。【２】 (ページ8)

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そういえば、ユンギがこの前とある女性の歌手とのコラボ曲をリリースしていたな。

その表彰もあるのかな？

私はユンギと楽曲制作をしたことがないので、ちょっと羨ましかったりして。

だってあの天才ミンシュガプロデューサー様とと曲を制作できるんだよ。

チラッとユンギの方を見ると、ちょっと眠そうな姿。

なんか、こう…この前も猫みたいだなぁって思ったけど見てて和むの私だけじゃないよね。

あ、あのMVユンギのやつだ。

ちょうど女性歌手のノミネート曲のMVが大きいスクリーンに映っている。

そう、しかもこの方すごく綺麗なんだよね。

MC「それでは発表します。
今最もホットな女性歌手の曲は……

〇〇〇〇 produced by SUGA！！！！」

MCの言葉に一気に沸き立つ会場。

あ、ユンギじゃん。大きいスクリーンには、近くにいるユンギが映されている。

そしてテンションが上がったのか、マンネ達がユンギを表彰スペースの近くまで送って行こうと立ち上がった。

私も慌てて立ち上がり、みんなについていく。

HS「ヌナ、ちょっとそこ邪魔になってる。」

『あ、ごめんなさい…』

ホソギに腕を掴まれてびっくりした刹那、私たちの横を通り過ぎる綺麗な女性。

その整った横顔を見て何故か胸がざわざわする。

私達は席に戻り再びスクリーンへと目を移した。

2人並んで、とても嬉しそうに話している。

ちくり。

なんだろう、なんか胸が痛い。

一緒に作業をしていてミンプロデューサーにはとても助けられました、とても素敵な曲を作っていただいて光栄です、なんて仰っていて心の奥底にもやもやとした感情が生まれてくる。