87 ページ41
ユンギの作業室には唯一、オートロックがついている。
もちろん長年一緒にいるのでパスワードは知っている。
それでも一応ノックはするけどね。
返事は無いけど一応アポありなので勝手に解除して入室した。
ドアを背を向けた形で座っている。
何やら作業中のようだったので気づかなかったの
かな。
休日だから、寝癖がちょこんと付いていて後ろ姿だけなのに可愛い。
だからそーっと近づいて後から抱きついてみる。
『………おはよう。ユンギ。』
YG「ん。」
なーんか、素っ気無い?
私の腕を離すとパッと振り向いて正面で向かい合う形になった。
『ん?』
YG「なぁ、俺たちってさ。
一応付き合ってるって事になってる?」
『え!そうなの⁈』
思わぬ言葉にドキドキしてしまう。そりゃ想いが通じ合った事は確認したけど、そういう話はしてなかったから。
YG「わ、悪い。俺の早とちりだった。」
『違う。嬉しいの。
ユンギがそういう風に思ってくれてることが、嬉しいの。
……これから、彼女としてよろしくお願いします。』
そう言って軽くお辞儀をしたら、ユンギが思いっきり抱きついてきた。
YG「ん。」
957人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たむ x他1人 | 作成日時:2020年8月3日 20時