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そういえば、ジフン君と飲んだ後、家に帰ったら明らかに私の所有物ではないブレスレットが財布の中に入っていた。
あ、これジフン君のだよね。
去り際に忘れ物がないが確認していたら、これが置いてあったから、ジフン君のものだと思って持ってきてしまった。
ちょっと電話してみるか。
《あ、ヨボセヨ？》
《ん、ジフンです。ヌナですか？》
《おう。》
《………》
《………》
《って、何の用でかけてきたんですかヌナ！》
《あっ、ごめんね。ヌナ友達いないから、電話慣れてなくて…》
《じゃあメッセージでいいじゃないですか。》
《えっでもかけてみたかった………
すいませんちゃんと用件言う。》
《はい。》
《この前会った日、ブレスレット忘れていかなかった？》
《……あ。どうしてそれを？》
《なんか去り際にテーブルで見つけて、これそうかなって思ったけど聞くの忘れてたの。》
《そうなんですか。もしかして今持ってます？》
《そうなんだよジフン君！だからジフン君のだっ
たら、早く返せないかなーと思って……》
《あ〜、とりあえずヌナ手に付けててよ。》
《え？ジフン君のじゃん。》
《なんか最近予定が詰まっててあの日みたいに会えそうにないですから。
なんか付けててくれれば会った時にすぐ返してもらえるかなって。》
《あー、確かに。目印になるかもね！またどっかで会えるかもしれないし！
私も最近予定が詰まってて暇な日がないよ。》
《了解です。付けててね。》
《うん、じゃあバイバイ〜》
《失礼します〜おやすみなさい。》
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作者名：たむ x他1人 | 作成日時：2020年8月3日 20時
