ミンユンギ、本気出します。【２】 (ページ16)

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今までにあったユンギとの出来事。

それが次々と思い出される。ここ最近だけでも、なんだかんだでたくさんあったなぁ、なんて。

もしかすると、曲を作ってもらえてないなんて、ただの当て付けな理由なのかもしれない。

あの女の人と、一緒にいるユンギを見るのが辛かったんだ。

それは紛れもなくやきもちなんて可愛いものでは無かったと今、気付いてしまった。

所謂、嫉妬ってやつだ。

ユンギのことを考えると、胸がざわざわして。

近づいてしまえば、我を忘れてしまうくらいドキドキが止まらないんだ。

そうか、そういうことだったのか。

「Aさん、ご名答でしょ？」

『む…』

「あはは、認めたくないんですか？
そうと気付いたからには猛アプローチあるのみですね！！！」

『馬鹿野郎、この馬鹿野郎。』

「ふふ。あ、この機会にカトク交換しませんか？」

『え、カトク？』

「あ…嫌でしたか？
Aさんと、すごく気が合うような気がして。またお話聞いてもらいたいなぁって。

ごめんなさい。調子乗っちゃいました。」

いや、友達少ないもんでさ。

高校時代の数人の友達と家族と事務所の人としか交換してないのよ。

だからカトク交換しませんかなんて久しぶりすぎてびっくりしちゃった。

でも、ジフンさんは良い話相手になりそう。

『いえ。私友達少ないのでちょっとした衝撃だったんです。
是非交換しましょう！！』