ミンユンギ、本気出します。【２】 (ページ15)

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「それを、やきもちって言うんですよ。
そしたら私とも曲を作ってよって言えば良いじゃないですか。」

『いや、それはずっと思っていたんだけど…
もしかして私のことそんなに好きじゃないのかな、なんて考えてしまうんです。

これ以上嫌われてしまうのが怖くて、あんまり自分から話せないんです。』

「なんですかそれ。
Aさんその人のこと大好きじゃないですか？」

『それは……本人の前では言えないけど私にとってすごく大切な存在です。』

「ううん、そうじゃなくて。
なんて言うんだろう、恋愛的な意味で？」

『……へ？』

私がユンギを、好き？

『え、なんでそうなる？』

「だって他の人と作業してるの受け入れられないんでしょ？
もしAさんがその方のことを好きだったら今まで聞いたお悩み全て辻褄が合いますよ。」

そう言われて黙り込んでしまう。
確かに、どちらかというと冷たい態度を取られても一度も彼に否定的な気持ちを持ったことはなかった。

むしろ、ユンギを見ているだけで和んだなんて何度思っただろうか。

私がユンギを好き。

そう思ってしまえば、確かにジフンさんの言う通り合点のいくことがある。