ミンユンギ、本気出します。【２】 (ページ1)

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服の中に手を入れて、するすると手を這わせる。

それがだんだんと上がってきて初めて、自分は危ないことをされていると気づいた。

『馬鹿やろう！！！』

流石にこれはいつものじゃれ合いの域を超えている。だから思いっきり頭突きをお見舞いしてやった。

TH「いだっ！！！何するの…」

『こっちのセリフじゃ。
ストレスたまってるのか何なのか知らないけど。
そういう事は好き同士でやりなさい。

……分かった？』

テヒョンは涙目になりながら俯いている。

あ、ごめんね強く当たりすぎちゃったかも。

こんなところで石頭発揮しちまった。

TH「む…ヌナのばか…

ちょっとくらい意識してくれたっていいじゃん。」
『え？なんか言った？』

TH「もういい。

真っ向からぶつかっていくもん。」

『へ？』

また私に近づいてきたと思ったらそのまま私の背後に回り抱きしめられる。

いつぞやのシチュエーションと、全く一緒ではないか。