私のストレスマッハ事件【暗殺教室】【刀剣乱舞】 (ページ13)

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幼少期3 ページ13

仲良くとまではいかなかったが、それなりに過ごしていたある日。

事件が起きた。

「Aちゃん。今日は自転車の練習に付き合ってくれてありがとね！」

「どういたしまして。そういえば」

「あっーーーー！！櫻子！なんで黛なんかといるの！？」

私なんかで悪かったな。

セリフを遮って登場したのは加州清光。隣にいるのは大和守安定だ。

「Aちゃんに自転車の乗り方を教えてもらってたの。」

にこやかに櫻子は話し掛ける。

私のことを気にかけて、会話に加え入れようとしてくれるが、そうは問屋が卸さない。

ただぼんやりと三人を眺めていた時だった。

突如現れた車が櫻子を連れ去る。

一瞬のあまり理解が追いつかない。

だが、頭の中でガンガンと警鐘が鳴らされた。

本能の赴くままに自転車に乗り、取り出した携帯電話を頭と肩で挟み、私はペダルを怒髪天を衝く勢いでこぎだした。

フハハハハハハ！ナンバーを見たら、すぐさま通報して豚箱にぶち込んでやるわ！！
首を洗って待っていろ！！

後に聞かされた話に私はチベットスナギツネの様な顔をしたに違いない。

刑事曰く、車相手に自転車で追いかけ始めた私だが、爆発的な怒りのおかげなのか有り得ない速度を出して犯人を恐怖に叩き込んだらしい。