今日:4 hit、昨日:8 hit、合計:7,955 hit
小|中|大
0話『始まり』 ページ2
︎︎
その人は突然現れてきた
『...おじさん、誰?』
ボクがそう質問すると、帽子にマスク、サングラスをかけたおじさんは、それらを全部外しながらにっこりと人当たりの良い笑みを浮かべて
「俺は潔世一。君の昔馴染みみたいな奴だよ」
って返してきた。
その顔には見覚えがあって、テレビで今引っ張りだこのプロのサッカー選手である”潔世一”選手だった。
ボクが潔さんを見つめていると、潔さんは「そんなことよりさ、君は何してるの?」って話してきた。
『サッカー。』
「うんうん、そっかぁ〜」
潔さんは目を細め不敵な笑みを浮かべながらそう返してきた。
その笑みを見て、俺の中で警報が鳴った気がした。
”逃げろ”って
「良かったら俺、サッカー教えるよ」
逃げようと思って走る体勢をとろうとしたらそう言われた。
ボクは身の危険よりサッカーを取ってしまった。
──────そして、この選択が
ボクの運命を大きく変えた
︎︎
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
148人がお気に入り
148人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:漢方薬の達人 | 作成日時:2023年6月9日 9時