ツマラナイ人生だな…２【歌い手】

83話☆*。似てるよねそういうところ ページ39

貴「えっと先ずは体育倉庫にあるやつから確認すればいいんだよね？」






廊下に歩きながら天月くんに話をかける






天月「んーそうだねそれが終わったら保健室に行って包帯とかそこら辺の確認しないとなぁ」





貴「そうだね」









しばらくの沈黙のあと喋りだしたのは天月くんだった






天月「ねぇAちゃんってさ」





貴「なに？」







天月「まだ僕に…隠してるっていうか悩んでることない？」









貴「……へ？…えっいや特にない…よ…」






悩みと言ったら優星とあの人のことだ…でもそれを天月くんに言って何になるんだろ






だから私は嘘を着いてしまった…








天月「ほんとに？………嘘ついてない？」




貴「……嘘なんてついてないですよ特に悩んでることないですし」








天月「…へー嘘だよね？だって今敬語になって焦ってるのバレバレだよ？」







うっ…やっぱりこの人に嘘ついたらダメだ…それに焦り出すと敬語になってしまう…









貴「…大丈夫だよ…大した悩み事じゃないし」





天月「ほんとに？…実はもう誰かに頼りたいとか思ってない？」









……その通りだ…ひとりじゃないもできない…現に誰かに話してしもおうと思ったことはあった









でも








貴「天月くんの思いすぎたよ…大丈夫へいきへいき(二コ)」









優星と似たようなセリフに笑顔をつけたした…大丈夫今回は1人で何とかしないといけない





そんな気がする…というか天月くんに話しても何の解決にもならない





迷惑をかけるだけだ…それだけは絶対に避けたい









天月「…ほんと似てるよね…」





貴「……え？」






天月「大丈夫じゃないのに大丈夫って言ってへいきって言って笑うところ…優星ちゃんと」









貴「……えっ…あっぜ、全然似てないよっ！！何言ってるの…天月くんwほら！時間ないし行こ」




天月「ねぇまって」








天月くんが呼びかけたその時後から女子達の声がした






おそらく吹奏楽部の子達だろう…









モブ「えっまってあれって天月さまじゃん！！」



モブ「えっうそ！？ラッキー！！ほんとカッコいぃ」



モブ「えっうそ！？」









キャーキャーと騒ぐ女子達に私は危険を察知して





貴「あっえっと…わたし先行ってるね！」







後から天月くんの声がしたけど私は聞こえない振りをして体育倉庫に向かった






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