ガラクタのお姫様

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ヴァンパイア暦2016年
地下都市サングィネム
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優｢おいミカ！みろよこれ！吸血鬼ども頭破壊されると死ぬらしいぞ！」


ミ｢……考え事してるんで話しかけないでくださーい｣


優｢あと腕についている腕章みたいな装置外すと紫外線で死ぬらしい！｣


ミ｢興味ナッシングでーす、だいたいそんなの調べてどうするんだよ｣


優｢そりゃ決まってんだろ！強くなって吸血鬼どもをぶっ殺すんだよ！｣


ミ｢はい出たアホ発言 あのね人間が吸血鬼より強くなれるわけないでしょうが 頭使ってよ｣


貴｢ホントだよ先から聞いてみれば…優ちゃんは馬鹿すぎるでしょ？｣
まったく……いつになれば優ちゃんは理解するのかねぇ


優｢んなのやってみなきゃわかんねぇだろ！？
てかAは黙ってろよ！｣


黙ってろよって言われてもなぁ


貴｢優ちゃんがあまりにもうるさいから｣


ミ｢だいたい優ちゃんが読んでるその本にも書いてあるしさ 人間の身体能力は吸血鬼の7分の1しかありませんって｣


ミカの言ってるとおりだよ人間がどれだけ努力しようとしょせんあの吸血鬼達には……


優｢関係ないね！だったら頑張って7倍以上強くななりゃ…｣


｢じっとしてろ｣ ブツっ カチャ


優｢痛っ！！｣ 貴｢イタっ」


ブチッ ミ｢う｣


ゴポッ


あれが私の血……


｢動くなよ お前は我々吸血鬼に生かされてるんだただおとなしく血を差し出してればそれでいい｣


ミ・優・貴｢……｣


優｢くっそー…ああああ もうがまんできねぇええ！
痛えし！！フラフラするし！何よりなの吸血鬼どもの家畜見るよーな目がきにいらねぇ！！

俺らは豚か！？牛か！？鶏か！？」


あーまたうるさいこと言ってるよー…静かにしてほしいなぁ


優｢だからさミカ、A俺と一緒に革命起こそうぜ革命！3人で強くなって吸血鬼の女王ぶっころしてここ人間のおうこくをつくる！｣


貴｢何その頭の悪そうーな計画……｣


ミ｢夢見すぎだって優ちゃんもしくはマンガの読みすぎ｣


優｢漫画なんか読んでねーよ！！つかここ漫画ねーじゃん！！」


貴｢はぁーとにかく吸血鬼殺すとか大声で言わないでくれる？｣


ミ｢正直これ以上吸血鬼に目つけられたくないん……優｢おめーらぜってぇ殺すからなぁ！！」

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