ページ23 ノウム ページ23
奮闘は終わりを迎えていた。
シガラキと名乗る彼は動くことなく、周りが私達に群がり攻撃する。
永遠に思えていた数は減っていき片手で数えられるくらいになった
『ハァ、ハァ…』
魔力がちょっとヤバイかも……ッ。
けど、絶対に諦めない！
「何だよ…クソチートじゃんか…ッ。
あぁ………何で思い通りにいかないんだよ…」
『ッ！』
指の隙間から見える赤い瞳が私を捕らえて離さない。
……いいや、逆。
あの眼差しに目を背けられない。
怖さ。あるいは脅威を知ってしまったかのような
「下がっていてください」
『……いいえ、此処で引いては団長に叱られてしまいます』
団長。私、やってみせるからね
「異世界じゃ女の子は皆こうなのかい？
まぁ、どうでもいいけど。
脳無を相手にどれだけ耐えられるか楽しみだなァ………」
シガラキの後ろに立つ大きな人型。
それを人間というには、あまりにもおぞましい
足が…………怖くて…動かない……！
なんなの…、なんなのよあれ！
脳ミソが剥き出して、唇は烏のように尖っていて、目は飛び出てしまうのではないかと思うくらいギョロギョロと動く。
アイザワさんはその恐怖に立ち向かう
………プロヒーロー…。
…そうよ。私だって……魔法騎士団の一員。
黒の暴牛、ヤミ・スケヒロの右腕なんだから！！
『空気操作魔法 "エア・キューブ"！！』
シガラキ。そしてノウムを空気が薄くなった箱の中に閉じ込める。
時間が経つに連れて酸素は薄くなっていき、やがては…………。
ヤミ団長から止められていた魔法だけど今は緊急事態。やるしかない
「脳無」
奇声をあげるノウム。
ビリビリと殺意のようなものが私の全身で受け止めた。
ヤミ団長ですらすぐには壊せなかったあの箱を、ノウムは1回のパンチで壊してしまう
『そん…な…………』
「君、いいねぇ…」
殺される。
シガラキの手が私に近づき、それを悟った時にはもう遅かった
『ぁ"ッ、あああ"あ"あ"！！』
腕を軽く捕まれただけなのに、激痛を感じた。
私の皮膚はボロッと崩れていたんだ
※次回の更新は明日！
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神夜(プロフ) - 花さん» コメントありがとうございます！亀ながら頑張らせていただきます (2018年10月1日 16時) (
レス) id: 4b989e02c6 (このIDを非表示/違反報告)
花 - ブラクロもヒロアカも大好きです！ 更新頑張って下さい！ 応援してます！ (2018年10月1日 7時) (レス) id: f54e411221 (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - 禿鷹さん» コメントありがとうございます！ブラクロキャラ登場は今のところ考えていません(>_<) (2018年8月11日 15時) (レス) id: 4b989e02c6 (このIDを非表示/違反報告)
禿鷹 - ラックとか出ますか？ (2018年8月10日 11時) (レス) id: 4cf5e3efb8 (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - メガネさん» コメントありがとうございます！いろいろと忙しくて更新が亀気味ですが、ちゃんと更新しますのでお楽しみに！！ (2018年7月23日 22時) (レス) id: 4b989e02c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神夜 | 作成日時：2018年6月24日 0時
