全てが無に【ヒロアカ】 (ページ6)

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登校初日ページ6

翌日。

気配と手まさぐりで登校し「おはよう」と誰かに挨拶をされる

「担任の相澤だ。

初日だから教室まで案内してやる」

相澤と名乗った低くモゴモゴした言い方の男。

あの時、車の運転してた奴もコイツだったんだろう。

壁に手を当てながら歩き教室まで行く

「俺はこれから職員会議がある。

お前の席は廊下側の机から三つ目、その机から二つ後ろの席だ」

目隠しの理由を敢えて聞かないのが教師っぽく感じた。

ドアを開け、賑やかだった教室は一瞬静まり、また賑やかになっていく。

いきなり目隠しした奴が来たらこうなるか。

えっと、三つ目の席……………………それから二席後ろ…………これかな？

「なぁなぁ！

お前、そんなんで登校大変じゃねぇの？」

誰だろう。

前方に居るのはわかるんだけど顔見えないや

「上鳴。何処に居るのか言わねぇと。

俺は切島鋭児郎。お前の後ろの席だ、よろしくな！」

「それもそうだな。

改めて、俺は上鳴電気！お前の前の席な！

何かあったら俺らに言えよ。手伝ってやるからさ！」

………気持ち悪………

『君らは私に関わらない方がいいよ。

死にたくないなら、そうした方がいい』

「は？んだよいきなり…」

『あれ、これじゃ理解できない？

じゃあストレートに言ってあげる。

気持ち悪いんだよ。そういう、友情を芽生えさせようとしているのが。

どうせ3年間しか同じ学校ないないんだから友達とか作らなくていいのに。

ああ、それともお前らは群れてないと何もできない奴らなの？』

空気がピリピリしている。

いろんな視線を感じるが怖くもなんともない

「そこまでだ鬼ヶ島。

全員、体育着に着替えてグランドに出ろ」

初日の学校。

平和に過ごせないのは言わなくても予想ができる