カッコ良い二人 ページ6
緑谷side
どんな相手にも怯まず前に進むかっちゃん。
"無個性"でありながらも堂々と生活し、一番になると宣言していたAちゃん。
僕は彼らがカッコ良く映っていた
「てめっ、放せっ」
「いいから！！
僕にはオールマイトに勝つ算段も逃げ切れる算段も、とても思い付かないんだ。
諦める前に僕を
負けていいなんて、ザコでいいなんて言わないでよ！
勝つのを諦めないのがかっちゃんで、"個性"持ちを圧倒させるのがAちゃんじゃないか！━━！」
『……放して…。
喋るにも、これじゃ舌噛む…』
とても正論で僕は足を止める。
二人を放すとAちゃんは地面に尻を付いて座る
『………100歩譲って出久ならまだ許せるけど、勝己となんか協力なんて死んでもムリ』
「こっちから願い下げだ」
『……でも、勝つには………するしかない…』
Aちゃんはポケットから小型の器械を僕らに渡した。
自作の無線機らしい
『やりたくないし、癪に障って可笑しくなりそうだけど……。
ハンデ持ってる奴に負けたら、それはそれで腹が立つ。
勝己。今回だけは勝ち負け云々言ってる暇がない。
私の指示に従って』
「………チッ」
かっちゃんよりもAちゃんの方が戦略に関しては上だ。
『勝己が付けてる籠手。
それ出久に片方貸してあげて。勝己じゃなくても使えるんでしょ？
オールマイトにそれぶっ放して動きが止まってる間に出口ゲートまで全速力』
「……オールマイトが出口に行く前に追い付いたらどうするの？」
『先に質問なんだけど、演習クリア条件は3人一緒にゲートを出なきゃなの？』
「オールマイトにこの手錠かけるか、一人でも脱出すればクリアだよ」
顎に手を当てて「んー………」と悩む
『……じゃあ追ってきたら勝己と私で相手をする。
出久は"個性"使ってゲートまで行って』
「…俺の"個性"には限度がある。
デクがそれまでにゲートを潜れなかったらどうすんだよ」
『そんな限度知らない。
耐えるしかないでしょ』
そう。
Aちゃんは他人の配慮をしない。
暴君気味の戦略に僕らは何度か巻き込まれた。
だけど彼女が顎に手を当てて作戦を練ってる時は、「必ず勝てる算段」を考えている時なんだ
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マコ(プロフ) - うんかっちゃん惜しいかっちゃんファイト爆豪ママの言うとうり猛アタックあるのみだっと言うことでこれからも更新頑張って下さいね (2017年10月16日 16時) (
レス) id: 5c06909f93 (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - 月華さん» ご指摘ありがとうございます！！ (2017年10月10日 16時) (レス) id: ecbef38131 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 勇敢な少年少女でのリカバリーガールの台詞、取り返しのつかんことになってたよってところ、気づけてって間違えて台詞の中に入ってますよ？ (2017年10月10日 16時) (レス) id: d183c01cee (このIDを非表示/違反報告)
河恩(プロフ) - 続き)) これからももちろん応援させていただきますし、いつかはお手本として見習いながら小説書いていけたらなと思ってます、頑張ってください！！ (2017年10月7日 20時) (レス) id: 7aba917f16 (このIDを非表示/違反報告)
河恩(プロフ) - 多分初コメ！！だけど、2ヶ月くらい前からずっと応援してました！！！ 良いアイディアをお持ちで、から始まり更新の速さや作品の完成度？レベル？が高くて、こんなにいい条件が揃っている作者は中々いないと思うばかりです！！ 父親の過去編とか普通に感動でした！！！ (2017年10月7日 20時) (レス) id: 7aba917f16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神夜 | 作成日時：2017年10月6日 15時
