"無個性"から"個性"持ちへ ページ22
丸顔ちゃんの"個性"は知らない。
知っていたとしても私には関係ない
『………私は"無個性"……、この時代で最強なんだ…』
呟いた私は口元がにやける。
そうだ、私は最強だと自己暗示をかけたんだ。
視界良好。頭も冴えていて気分も良い
………見つけた…
私に背を向け地面に片膝をつけて、前方からの仕掛けだけに注意している構えの二人。
それを背後から容赦なく叩く。
出久は首筋に、丸顔ちゃんは頬に当たった
「デクくん！」
『ねぇ、質問させてよ。
出久は"無個性"なの？それとも"個性"持ちなの？』
「……ッ」
『睨めだなんて言ってない。
答えてよ。どうなの？』
答えず下を向く出久にバッドを振るう
「ぐぁッ！」
図星なんだ。
……そうなんだ…………………
『…裏切り者……』
「待っ…………」
何処かで爆発音が聞こえる。
とても近くだった
『っ！』
その数秒後、曲がり角のところから勝己が出久めがけて攻撃を仕掛けた。
『邪魔しないで勝己！
出久は私が潰すんだよ！』
「てめェこそ邪魔だ！
クソナードは俺の獲物だッ」
目的が一致しているのにも関わらず行動はバラバラ。
私が攻撃を仕掛けようとすれば勝己が邪魔をして、その逆に私が勝己の邪魔をして。
丸顔ちゃんはいつの間にかメガネ君の方へ向かっていた
『いい加減に、してよッ！』
「クソ女ぁぁぁ！！」
勝己が籠手に付いているピンを抜いた。
爆炎が私達を襲い演習場の壁を突き破った。
あれに当たっていたら火傷で済む怪我じゃなかった
『アンタ、私を巻き…………え━━━━━━』
コロン、と小石が転がる音がした途端、私が居た足場が崩れた
「Aちゃん！！」
伸ばしたその手を掴む前に、私は落ちていった━━━
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三神奈津美(プロフ) - 主人公はずっと薄豪って呼んでますけど、これは誤字ではないんですよね？ (2019年2月17日 20時) (
レス) id: 944bad126f (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - パナさん» パナさんの言うとおりでした。こんなミスだらけの作品を読者様に読ませていたとは・・とても恥ずかしいです。少しずつ、訂正を行っております。ご指摘、ありがとうございました！ (2018年8月4日 0時) (レス) id: 4b989e02c6 (このIDを非表示/違反報告)
パナ - 誤字だらけですよ。作者さんは一話から見直して訂正すべきだと思いますよ。 (2018年8月3日 4時) (レス) id: 3e1c1a5795 (このIDを非表示/違反報告)
clear - ページ8の所、爆豪が薄豪になってますが夢主なりの蔑称だったりしますか？ (2018年2月10日 1時) (レス) id: 212bdbc868 (このIDを非表示/違反報告)
かなぎ - おもしろいわぁ! (2017年10月21日 13時) (レス) id: d2ab3014ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神夜 | 作成日時：2017年8月6日 21時
