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作業は順調だった。
誘導も上手く運ぶ事ができ、何人かの白塗りの仮面はこの状況に戸惑っていた
そろそろいいかな………、美咲と合流して……
辺りを見回し美咲を見つけている最中、後ろから口を押さえられ、両腕を捕まれ、地べたに尻をついた。
何が起こっているのかわからず、声も出せず、『んー！んーッ！』という声は周囲に吸収されてほとんど聞こえない
何………、何なの………？
ハッキングがバレた……？
いや、そんな事ない……だって完璧にプログラムを仕上げたんだもん…
八田：おーい、何処だ━！
美咲━━
何とか抜け出そうと暴れもがくが、全く振りほどけない。
すると数10人、私を押さえている者も含め周りに居る白塗りの仮面がこっちを向く。
とても怖く、とても気味悪かった
助けて………、猿……比古……美咲……
白塗りの仮面は全員クラッカーを持ち出した。
それを私の方に向け鳴らした
パンッ！
クラッカーとの距離は数mm。
顔や足に熱が突き刺さった
バーHOMRAに向かってクラッカーを鳴らしていた時同様、前面の者がクラッカーを鳴らし終えると後ろで控えている者が前面に出てまた鳴らす
伏見：どけ！
3列目に突入する直前、白塗りの仮面らを押し退けながら猿比古が現れた
猿比古……
「大丈夫か！」と言いながら抱き抱えられたところまでは覚えているが、そこから先は記憶がない
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作者名：神夜 | 作成日時：2017年4月8日 21時
