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飛行船を追いかけた日、ビルの屋上で伏見と穂崎とした話を思い出した。
何で二人があんな些細な点に食いついたのか、あの時はよくわからなかった。
寝込んでいる時に家族が側に居て、ちょっとした我が儘を聞いてくれるっていう、俺としては誰もが子供の頃当たり前に経験してるだろうと思っていたが、あの二人にとっては想像できないような事だったのかもしれない。
頭の回転がめちゃくちゃ速くて、普通じゃない知識をめちゃくちゃいっぱい持ってる奴らなのに…、
何でこんな、普通の中1として当たり前すぎる事を知らねぇんだ……
何だか俺の方が切なくて泣きたくなった
伏見：…窓閉めてけって言おうと思っただけ。
さみーんだよ
洟をすすって文句を言い、布団の中に、もそもそと頭を引っ込めて寝ている穂崎を、抱き枕のように抱きしめた
コイツら何時も一緒に居るけど、できてんのか……？
八田：あーへいへい。
悪かったな忘れてて
部屋の換気も済んだら頃合いだった。
雨は小康状態になっている
今ならコンビニまで往復してこられそうだな
盛り上がった掛け布団の少し下で少し息苦しそうな、しかし規則的な寝息が2つ聞こえはじめていた。
寝ちまったならジュースは急いで買ってこなくてもいいかもしれない、先に氷枕作ってこようかな、と考える。
コンピューターの事とかネットの事とか数字の事とかには詳しいくせに、氷枕なんてコイツらもしかしたら知らないんじゃないかという気がした
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悠紀(プロフ) - 続編おめでとうございます またこれからも拝見させて頂きます！頑張ってください。 (2017年3月13日 8時) (
レス) id: 8bd27ddb79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神夜 | 作成日時：2017年3月12日 15時
