混 ぜ る な 危 険 【佐久早聖臣】

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家に着いたのは夜10時過ぎだった。







さすがに夜も遅いし一番風呂には入れないため、シャワーだけ済ます。







「聖臣ご飯はー？」





「新幹線で食べた。」





「あらそう。」







母さんと軽く会話を交わして自分の部屋に入る。







静かな部屋で1人になると、朔間の騒がしさが少し恋しい気さえしてしまう。







佐久早聖臣おい朔間







そう朔間とのトークに送り、それから10分くらいで返信の通知が来た。







Aえ、臣からLINEなんて珍しいね!
佐久早聖臣インハイ優勝した
Aえ!!日本で1番!?
佐久早聖臣それは大袈裟
Aいやでもすごいよ!おめでとう!!







朔間の素直な言葉が嬉しかったし、




多分それは誰に言われるより嬉しい。







朔間が俺の中の ''いちばん'' だから。







そして朔間に振り回される学校生活が、







早く始まればいいと思った。







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08：不器用→←▽

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