センセイ。Ⅱ (ページ15)

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全員がゴールしてお題発表。

では！お題を見せてください！！と言うから

先生がポッケからメモ用紙を取り出して渡した。

なんて書いてあったんだろ、

先生から渡されたメモ用紙を見て司会者の先輩が

照れたように顔を赤くした。

司会｢お題は！え、と、

選んだ人が異性だったら付き合いたいと思う同性の人、！

です！！｣

え、うそ、なんで、

先生、期待してもいいの、？

俺バカだからすぐ信じちゃうよ、？

司会｢では先生！選んだ理由を教えてください！！！｣

fk｢、、なんでも一生懸命頑張ってるからかな、｣

顔が赤くなるのがわかる。

会場全体がきゃー！とかうわー！で溢れかえった。

恥ずかしい

でも

すごく嬉しい。

先生にとってはただの競技でも俺にとってはご褒美だから

体育祭来てよかった、

退場の放送がかかってバラバラに退場する。

俺は先生と2人。

空いた手が少し寂しくて後ろから先生の指をきゅと握った

観客席からは死角になって見えないと思う。

さらっと手を離されて悲しくなったけど

先生は自然に手を絡めてくれてさっきのレースの時みたいに密着した。

心臓の音が手から伝わってしまうかもしれないと思うほど

強く音を立てる。

ほんのちょっと時間だけど凄く嬉しくて

先生のことがまた好きになる。

？？｢…………、。｣

……

nb｢おつかれー佐久間！｣

sk｢しょーた、疲れた…｣

あの後先生と別れてから自分の席に戻ろうとしたら

上級生の女子の先輩に囲まれた。

ー先輩1｢えぇ！！めっちゃかわいい〜！｣

ー先輩2｢ほんとに男の子！？ちょー可愛い、｣

ー先輩3｢小柄な子すき、顔ちっちゃ羨まし！！！｣

などなど、、

照先生が解放してくれたから何とか離れられたけど

来てくれなかったらどーなってたことやら、、

nb｢ふはっまじおつかれ笑

んで、あんなお題で手握られちゃって？なんか進展

ないんですか？？｣

進展、、

sk｢もかっい手繋いでくれた、、｣

先生の手。

照先生よりも小さくて俺よりは大きい。

阿部ちゃん先生よりも細くて俺よりは太い。

そんな先生の手。

あったくて優しい。

キモいって思われるかもしれないけど俺にとっては

手でさえ好きなの。

先生の手綺麗だし、

nb｢、まいっか、佐久間が幸せそうだから笑｣

sk｢ん、いーの、｣