45話 ページ46
沢村「いや、でも…」
御幸「むしろ浮かれることなく、今の自分を冷静に見てくれてて安心したぜ」
落合「いや、足りないものは足りないね。本人が気づいちまった以上そんな言葉じゃ納得しないだろ」
御幸「!?」
落合「お前に足りないのは変化球だ。つまりウイニングショット。ストレート1本じゃなく、打者のタイミングを外す変化球があれば、リードも楽だろ?」
御幸「それはそうですけど…」
落合「変化球、俺が教えてやろうか?ボール持ってるか」
御幸「あ、はい」
落合「貸してくれ」
御幸「本気ですか、試合前なんですよ」
落合「試合前だからだよ。使えるもんはいくらあってもいいだろ」
御幸「今、沢村のボール自体は悪くない。変化球を変な風に捉えて、ピッチングのリズムが崩れたら困るんです」
落合「そんなことは分かってるよっぽど信用されてないんだな、俺」
『信用されるようなこと何一つしてないでしょ(ボソッ』
落合「変化球ってのは投手によって合う合わないがあるだろうし、指先の感覚だって人それぞれ。教えたからって誰でも投げられるものでもない。今時高校生にもなってストレート1本だぜ?あれが不器用なのは見れば分かる」
沢村「あれ!?」
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なっつ(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!ストーリーがこんがらがってしまうのでこちらの作品がもう少し進んでから書かせていただきます! (2020年9月6日 22時) (レス) id: e58c08ed57 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 丹波光一郎の小説も書いて欲しいです 丹波さん好きだけど小説無いんで (2020年9月6日 21時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっつ | 作成日時:2020年9月6日 18時