第１２４話 大規模侵攻 ページ32
ブンッ
修くんの投げたレプリカが船の中に入る。
ビシッ
「侵入完了」
レプリカが艇のパネルのようなものを解析し、見事侵入できた。
すると、艇内に繋がっているゲートが少しずつ閉じていく。
「！！」
「隊長！」
「艇を調べろ！」
ッ…！早くレプリカを…！
そう思って立ち上がろうとしたが、思うように体が動かない。
私は少し当たりどころが悪かったようで、目が眩み血もどくどくと出ている。
「……『帰還』の命令が実行されています！緊急発進まであと60！……命令を変更できません！「金の雛鳥」と「黄金の兵」を持って早く艇へ…！！」
するとハイレンは修くんが抱えて走っていたキューブを持つが…
「…！？これは…違う」
「ただのトリオンキューブだ。替え玉か…！！」
そう、修くんは、最後にハイレインを攻撃したときに千佳ちゃんのキューブから普通のトリオンキューブにすり替えていたのだ。
「時間がありません！隊長！」
時間は迫る一方。ハイレインが下した決断は…
「………仕方ない。「金の雛鳥」は放棄する。」
！！よしっ！
安心していると、ハイレインは私の方に近づいてきた。
！！あ、そっか。私も狙われてるな…
「…結晶起動」
「「！！」」
…なるほど。私のトリガーの情報は回ってなかったのか…。
なら好都合！
「私、一応、ブラックトリガー持ちだからね。で、どうする？私を連れて行く？」
「いや、今回は「黄金の兵」も放棄する。だが、次は必ず手に入れるぞ」
よしっ！どっちもブラックトリガーといえども、ハイレインは結構ダメージを負っているから、概ね対等のブラックトリガーと戦うなんて、無謀なことはしないだろう。
「ヒュースは…いかが致しますか？」
「……ああ。「金の雛鳥」と「黄金の兵」を逃した以上、予定通りヒュースはここに置いて行く。」
！！原作通りだ…。……変えられなかった…。なんで？あんなに頑張ったはずなのに…
「オサム、A。」
「「！！」」
いきなりレプリカが私達の名前を呼ぶ。
「お別れだ。ユーマを頼む」
「！！」
レプリカ……
「ごめんね…レプリカ…」
私の声と同時にゲートは閉じた。
すると、空は明るくなり、いつも通り私達を照らしてくる太陽が出る。
「やっと終わった…」
気を抜いてトリガーを解除した。
そう、してしまったのだ。
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Rio - 素敵な小説、ありがとうございます！続きをお願いします。頑張ってください！(^-^＼) (2022年9月26日 1時) (
レス) @page28 id: 9824f121c1 (このIDを非表示/違反報告)
桜苺 - 三斗(トリップ願望者)さん» 三斗（トリップ願望者）さんコメントありがとうございます！更新がんばっていきます！ (2022年8月6日 18時) (レス) @page26 id: 824dea89d1 (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - エネドラにラッド化しないで人間んでいてほしい！とは思ったがそうすると原作からかなり離れちゃうか…。と気づいた今日この頃。更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2022年8月2日 13時) (レス) @page25 id: 50d700a5ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜苺 x他1人 | 作成日時：2022年1月22日 8時
