特別な任務 ページ3
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「よく来たね、A。」
ニコっと、人好きするであろう笑顔で名前を呼ばれればどんな凶悪な人間だってこの人の前では、顔を緩めてしまうのではないだろう
か。
落ち着いた雰囲気に優しい声。
私は、この人が、…産屋敷耀哉が苦手だ。
「A、顔を上げてくれ。」
『…いえ、このままで結構です。』
「A……。うん、分かった。このまま話をしよう。」
震えそうになる手をギュッともう片方の手で握った。
私はこの人がとにかく怖かった。自分の心が見透かされたような気分になるから。目を背けたくなる様な現実に向き合わなければいけなくなるから。
「Aにはある特別な任務に就いてもらいたいんだ。」
…特別な任務、ねぇ。
「正確に言えばある隊士の監視、かな。」
隊士の監視……?
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アオイ - 更新頑張ってください!\\\\٩( 'ω' )و //// (2021年11月15日 21時) (レス) @page8 id: c4dfd681b0 (このIDを非表示/違反報告)
すずもり(プロフ) - おもしろいです!更新頑張って下さい! (2021年5月16日 7時) (レス) id: 850617dc48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せりす | 作成日時:2021年5月16日 4時