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エミリさんは声を震わせながら 口を開く。
エ『…ずっと、Aちゃんに嫉妬してた。
いつも慧にくっついて、彼女は私なのに、って 悔しくて。
…不安だったの』
慧『…エミリ、』
エ『昨日も、別れるなんて言ってすぐ後悔して戻ったら、
…慧は、Aちゃんに抱きついてて、』
慧『あれは、違う…ごめん』
エ『いいの。もう、嫉妬しないから…
だから…お願い、もう一度私を見て?
本当に、ごめん』
私はぼんやりと その様子をドアの前から見つめた。
エミリさんと慧くんがうまくいかなかったのは
私のせい…?
私のせいで、エミリさんは思い悩んで…
結果、慧くんまで傷付いて…
私って…
慧『…俺、そんなにエミリが悩んでるなんて知らなくて。
不安にさせてごめん』
慧『俺、Aの好意に気付いてて、甘えてた。
エミリとうまくいかなくてもあいつは…
どんな俺でも好きでいてくれるんだって、甘えてた。
でも、もう…俺が好きなのは…エミリだけだから、エミリ以外見ないから信じて…?』
…ばかみたい。
エ『慧…』
そう言って慧くんとエミリさんはまた抱き合って
…私は、その場を駆け出した。
慧くんにとって私は
ただの都合のいい女だったんだね ___
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塗音瑚 - 完結おめでとうございます!!子犬な大ちゃんが可愛すぎる……!!!!!読んでいてキュンキュンしまくりでした!!!次の小説も頑張ってください!!! (2017年4月22日 18時) (レス) id: 5e0eece957 (このIDを非表示/違反報告)
ねこぽん - すっごい感動しました!これからも応援してます! (2016年11月5日 23時) (レス) id: 8935956d8b (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃてぃ(プロフ) - ちびーずさん» ありがとうございます!がんばります 。 (2015年10月12日 12時) (レス) id: 54df565ff9 (このIDを非表示/違反報告)
ちびーず - 頑張ってください。応援しています。 (2015年10月12日 11時) (レス) id: e0b09e23fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるくてぃてぃ | 作成日時:2015年10月12日 11時