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慧『なんか安心したぁ〜、最近A俺にくっついてこないからさぁ〜』
「ん〜、そんなことないよ？」
帰り道。
校門を出て、住宅街を慧くんと二人で歩く。
なんて夢みたいな…幸せな時間なんだろう。
慧『しかもA、最近可愛くなったね、』
「へっ、そ…そう？？うれしい〜♩」
いつもより1トーンは上がってる私の声。
慧くんに 可愛くなった、なんて言われたら嬉しすぎて…
もっと可愛くなって、慧くんの彼女になりたかっ___
「慧くんこそ！慧くんこそかっこよくなったよね。
エミリさんとお似合いだし！」
ふと、慧くんとエミリさんのキス…あの光景が頭によぎった。
いくら慧くんに、可愛いと言われても
私はオンナとして見られてなくて、ただの妹的存在。
慧くんには…彼女が…
慧『あーー。Aだから言うけど、うまくいってないんだよねぇ』
「えっ、そうなの？」
慧くんのまさかの言葉で 私は拍子抜けた声が出た。
慧『あんまりベタベタするの好きじゃないみたいでさ。
あと、俺のテキトーさがねぇ…
性格が合わないっぽい』
慧くんはそう言って、困ったように笑った。
ズルいなぁ。
慧くんとベタベタできるエミリさんが、私には羨ましくて仕方ないのに
エミリさんはベタベタするの好きじゃないのか…。
慧『ぶっちゃけAの方が俺と合ってるよねぇ〜』
「え、？」
エミリさんより、私の方が 慧くんには合ってる…？
それって…
「慧くん、私、ずっと__」
慧『ふっ！何照れてんだよ〜！冗談だよ？(笑)
Aほんと面白いね！
照れちゃって〜〜！かーわいっ！♩』
慧くんはそう言って 私を小馬鹿にしたようにハハっと笑って
私の頭をわしゃわしゃ〜と撫でた。
「も、もう//慧くん....////」
…ズルい。
慧くんもズルい。
私に、好きって言わせてくれない。
好きって言われたら、困るのかな。
なのに、キュンキュンさせることばっかり言って。
からかわれてる、いじられてる。
絶対そうなのに
少しだけ…期待しちゃうよ？
…なんて、だめだめ。
「あ、ああ！用事思い出した！」
慧『へ？』
「ごめん 大至急帰る！またね！」
私はそんな嘘をついて1人、その場から駆け出した。
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塗音瑚 - 完結おめでとうございます！！子犬な大ちゃんが可愛すぎる……！！！！！読んでいてキュンキュンしまくりでした！！！次の小説も頑張ってください！！！ (2017年4月22日 18時) (
レス) id: 5e0eece957 (このIDを非表示/違反報告)
ねこぽん - すっごい感動しました！これからも応援してます！ (2016年11月5日 23時) (レス) id: 8935956d8b (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃてぃ(プロフ) - ちびーずさん» ありがとうございます！がんばります 。 (2015年10月12日 12時) (レス) id: 54df565ff9 (このIDを非表示/違反報告)
ちびーず - 頑張ってください。応援しています。 (2015年10月12日 11時) (レス) id: e0b09e23fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃてぃ | 作成日時：2015年10月12日 11時
