キセキのマネージャーは烏野高校に通うそうです！？ぱーと3

第98球 ページ24

、


ー山口sideー





『カッコ悪い』




あの時のあれは明光君に言ったんじゃない




それだけはわかる




だから…




これだけは言わないと…！







ー月島sideー




たかが部活の事だったのに部活を兄の全てであるかのように思ってた





結果兄に不要な嘘までつかせた




でも兄も多分信じようとしていた




がんばればそうなると…




でも必死になったからなんだ？そんなに必死になる程の事だったのか？




ーNosideー





山口「ヅッギィィィィ！！！！」




月「！？」




山「ツッキーは昔から何でもスマートにカッコよくこなして俺いつも羨ましかったよ」





月「だから？」




山「最近のツッキーはカッコ悪いよ！！」





山「日向は小さな巨人になるかもしれない。だったらツッキーが日向に勝てば良いじゃないか！」





山「日向よりすごい選手だって、実力で証明すればいいじゃないか！身長も頭脳もセンスも持ってるくせにどうしてここから先は無理って線引いちゃうんだよ！」





月「…」





月「たとえば、すごく頑張って烏野で1番の選手になったとしてその後は？万が一に全国に行くことができたとしてその先は？果てしなく上には上がいる」






月「例えそこそこの結果を残しても絶対に"1番"になんかなれない。どこかで負ける。」





月「それをわかってるのに皆どんな原動力で動いてんだよ！？」





山「そんなモンッ『プライド以外に何が要るんだ！！！』」





ー月島sideー



月「まさかこんな日が来るとは…」




山口は僕の胸ぐらを掴んでいた手をぱっと離した





唖然としている山口を見ながら思う





理屈とかなんとかは置いといてとりあえず…





僕がぐだくだと考える事より山口の一言の方がずっとカッコ良かった




月「…お前いつの間にそんなカッコイイ奴になったの？」




山「えっ」




月「お前カッコイイよ」





月「でも納得はできない。…ちょっと聞いてくる」





山「！？ツッキー！？」





そう…




あの人たちに聞いてみよう






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