陽キャの彼と陰キャの私 (ページ3)

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2話ページ3

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5月のある日の

ロングホームルームの時間

事件は起きた

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担｢さて、今日は文化祭の実行委員を決める

男女1人ずつ、できれば文化部がいいけど...

めんどくせーからクジなw｣

という担任の説明で

男女わかれてあみだくじを引くことに

私は写真部の展示会があるし、

できれば実行委員は避けたかった

｢｢｢せーのっ｣｣｣

という陽キャ女子たちの掛け声で

結果が発表される

｢えーっと、実行委員はAちゃんかな｣

最悪の事態だけど、

陰キャだから逆らえるはずもなく

この日、文化祭実行委員になりました、

｢｢｢おぉぉぉおお！？！？｣｣｣

男子の野太い歓声が聞こえてくる

どうやら男子の方も結果が出たようだ

及｢ぇえー、俺じゃーんw｣

｢どんまいどんまいw｣

｢いーことあるってw｣

さすがクラスの中心人物

周りの女子も私の時と反応が違う

｢えー、とおる実行委員なら

やればよかったーw｣

なんて声も聞こえてくる

及｢女子の方は誰なの？｣

不意に彼が発した言葉に空気が止まる

｢あ、あの、わたしです...｣

うまく言えない

男の子の前だと緊張して話せない

そんな私に彼ははにかんで

及｢そっか、これからよろしくね！｣

なんて言ってくれた

なんて優しいんだろうって

その一言で思ってしまったのは

私だけの秘密