【d！】ヒロイン属性、返品希望 (ページ14)

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１４話ページ14

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翌日、猿山先生からチーノくんとショッピが生徒会入りしたことが伝えられた。

興奮と驚きで教室が満たされる。が、当の本人達は嬉しそうや恥ずかしそうにするのではなく、ただぼぉーっと話を聞いているようだった。

rd「いやーうちのクラスから二人も生徒会が出るなんて。えー、とりあえず拍手」

パチパチと数十人分の祝の拍手が二人に贈られる。

そんな中、私は死刑宣告をされた罪人のような気持ちで彼らに拍手を贈っていた。

いや、昨日バック置いてあったからもしかしたらチーノくんもかなって思ってたけど．．．

入学して次の日にもう入るとは思わない。

今のところ関わったイケメンは全員生徒会、か。

私はこの学校の生徒会制度を恨んだ。

何で生徒会長がメンバー選べて、何でいつでも入れるんだ。

公正公平、とまではいかないが選挙の方が良いと思います。はい。実際私の中学校は選挙だったし。

いやー、生徒会長選挙の応援演説をやらされたのは苦い思い出。あれは良くない。本気で応援してる人にやってもらえば良いのに、何故か私が良いって追いかけられて。

いや、それは今は関係ない。

ともかく、ことは急を要する。

まず私がするべきなのは二人から離れること。

そのためにたくさん友達を作ろう。