甘い毒 ページ12
sha「まぁ、どうせ脱ぐんやけどな。」
え、何て声が漏れる前に、彼が包帯に手をかける。
巻かれたとおりには外さず、ブチッと包帯を力で引きちぎる。
一緒に傷が圧迫されて、肩がまた熱くなる。
sha「上書きしてあげるな、A。」
溢れ出す紅を、彼は自身の口に収めていく。
こくり、こくり、と彼の嚥下する音が聞こえて
それが、私が死ぬまでのカウントダウンのように感じてしょうがなかった。
彼が急に顔をあげ、私の血を飲むのを辞める。
彼の口の端からつーと、私の紅が落ちていく。
それを親指ですくって、舌で舐めとる。
そんな彼の姿が酷く妖艶で、危険で、美しかった。
ゆっくりと彼の体が前に倒れていく。
泣いたままの私の口に、彼の口が合わさる。
舌が、不規則に動き回り、快感が身体を駆け巡る。
『ぅ、ふっ、あぅ、ぁっあっ』
快感から逃げだそうとするも、彼に後頭部を押さえられて甘い刺激から、逃れられない。
舌から、頭から、脊髄から、腰から、足先から、指先まで
回った毒のようなそれは、私から絡みついて離れない。
血液不足か、その行為のせいか、力の入らない体で何とか抵抗しようとする。
酸素が足りなくて、また涙がポロポロとこぼれる。
もう、息が
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瓶詰め金平糖(プロフ) - 絵猫蒼さん» ご指摘ありがとうございます。直しました。 (11月4日 12時) (
レス) id: d4d6a8cdf5 (このIDを非表示/違反報告)
絵猫蒼(プロフ) - 失礼します、オ.リジナルフラグ立ってしまってますよ〜っ💦 (11月4日 1時) (レス) id: 546b1f5c91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瓶詰め金平糖 | 作成日時：2023年11月3日 20時
